こんにちわ
獣医師youです。
いつも不定期更新ですみません
前回の続き↓ としてお送りいたします ( ´_ゝ`)ノ
ところで皆様、アイコンが変わったことにお気付きでしょうか
妻さんのイラストスキルが上がってきたこと、先輩ブロガーさんのアドバイスをもらったことを受けて描いてもらいました
パッと見で誰が訪問したかわかりやすい方が良いと思いまして…
突然お邪魔する事もありますので、どうぞよろしくお願いいたします(((*ノд`*)
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うんち検査ってどうやってやるかご存知ですか
動物病院に行ったらうんち渡して、結果が出たら呼ばれて…みたいな方は多いのではないでしょうか。
○なら、どうやっているのか教えてよ
まず、うんちの色、形、におい、量、付着物、寄生虫の有無などを見ていきます。
その上で、症状や状況から疑わしいものを見つけるのに一番適した処理方法で検査を進めて行きます。
例えば…
①直接法
少量のうんちを水に溶いて顕微鏡で直接見る方法です。
一番簡単ですぐにできる最低限の検査です
細菌のバランス、寄生虫、虫卵、未消化物の確認などなど。簡単な割に便利な方法です。
②浮遊法
かなーり濃い食塩水などを使って、虫卵や原虫のオーシスト(まぁ、卵みたいなものです)などを浮かせて集めてくる方法です。
塩湖って知ってますか人間も浮きやすくなるとかありますよね
あの原理です。
虫の数や卵が少ない場合に有効です。
③糞便塗抹染色法
うんちを染色液で染めて見たいものを見やすくしましょう、という方法。
ここまでやることはあまり多くないです。
出血や炎症細胞、菌の形をよりしっかり見たいときに使います。
時間がかかるのが難点
他にも沈殿法など様々な方法がありますが、一般の病院でやるのはこのくらいでしょうか
○具体的に何が見れるの?
上にもチラチラと書いてしまいましたが…
・消化管内寄生虫 →回虫、条虫etc
・原虫 →ジアルジアやトリコモナス、コクシジウムetc
・細菌 →芽胞菌(クロストリジウム)、らせん菌(カンピロバクターetc)…
・炎症細胞、血液細胞
・食べた物の消化状態
といったものです。
○逆にこれはいたとしても見れないよというものは
あまりに小さすぎるものは見えません。
いやーなものとしてはパルボウイルスとか。(これ、別の検査でわかるのですが…見つけた段階で病院中が大騒ぎになります)
ギョウ虫卵なども見れません。
○糞便検査は完璧な検査ではありません。
下痢をしているときには大抵やる検査ですが、これをやっておけば原因が絶対わかるよ!というものでもございません
もし、疑った病原体が出てこなかったとしても違うウンチで3回はやらないとわからないと言われることもあります。
下痢は、食べ過ぎとか大したことないものから命に関わる病気まで様々なときに出てくる症状です。
あまり長い間様子は見ないでくださいね
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“勝手に動物コラム”
Q;最近、うちの仔にやたらチューされるんだけど、可愛いからいっか
A;あー…
あまりオススメはしません。
口の中には多くの細菌がいて、人間には無害な菌でも動物にはダメなものがあります。
また、その逆もあります。
それに、口の中の菌とうんちの中の菌の数は同じくらいとも言われています。
極端に言えばチューする=うんち食べてるとも言えちゃうんじゃないかなぁ
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余談、
うちのうなさんは
とっても不思議ちゃん。
ぼーっと見ていても
飽きません。
先日のとっておきは
壁を見つめ続ける。です。
じー…。
こんな感じに






その後、2人で仲良く?寝ましたとさ

