MIZEN-16- |  逢川ゆうのあいかわらずblog

今晩和🌓

 

今日の朝寒かったですねー!:( ;´꒳`;):

秋から冬に入っていく気配を感じる…!!

 

 

 

本日は久しぶりのMIZEN(◍︎´꒳`◍︎)

 

今回は京都府の伝統工芸品である「民谷螺鈿」を使った作品で、

オリジナルの布地「二丁錦地螺鈿織 矢羽根文様(にちょうにしきじらでんおり やばねもんよう)」

弓矢の柄が特徴的な柄となっています🏹

 

MIZENのショーウィンドウにも矢羽根の柄が大きく入っており、目を引きます°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

 

「民谷螺鈿」は京都府丹後地方の織物業者:民谷勝一郎が
約2年、研究に没頭し作成した「貝殻🐚」を使った織物で、
 
螺鈿の「螺」貝殻を、
「鈿」細工をあらわします。
 

日本では漆の加飾として発展し、1つの技法名称として定着しています(( ˘ω ˘ *))

 

 

 

和紙の上に薄く板状にした貝殻を形に切って貼りつけ、
これを糸状に細く裁断したものを緯糸(よこいと)として織り込む…という手法だそうですが、
 
螺鈿織が作られたのは1979年のため、
現代のような機械や最新技術はありません⚙️
 
 
はて、どのように……( 。ω。)?と思っていたところ!
 
なんと今回は現物が店舗にあり、
作品で使った貝や作業過程の作品を見ながら、お話を伺うことができました!"(ノ*>∀<)ノ🎶

 

 
 
まず貝殻ですが、両面から貝殻を研磨し、平面の薄い板を削り出します🔪
(真ん中あたりにある、擦ったような、ムラになっているところがそうです🌫)

 

私は勝手に、全体を粉砕してパウダー状にしたものを
板か何かに入れて固めていると思っていたので、まずここにびっくりฅ(º ロ º ฅ)
 
 
この削り出した板を和紙の上に切って貼り付け、
糸状に細く裁断したものを緯糸として織り込んでいくと、今回の螺鈿織が出来上がるそうです🧵

 

 
MIZENには今回、和紙に螺鈿が貼られたものがあるんですが、
 
この5cm×15cm程の幅に螺鈿、箔、和紙…という何種類のものが重なって
この美しい煌めきができているそうなんです…!!!(*˙꒫˙* )✨️

 

指で触ると本当に凹凸を感じることができました…!!(*゚Д゚艸)✨️
 
貝なので反射があるのは勿論、箔などの輝き方も相まって
カメラの角度を変えるだけでも表情が変わって見えますよね…!!| ᐕ)

 

 

 

 

今回、こちらの和紙が置かれていた傍には

民谷螺鈿の名刺入れも並んでいます👛

実物を見て本当に感動したのが、
螺鈿織は貝や箔が光を反射するため、見る角度によって色が変わるんです…!!♪(*‘ω‘ ≡ ‘ω‘*)
小物だとそれが顕著に出て本当に面白かったし、
色々な角度から見た上で「どの色にしようかな♪」と選ぶと、
選ぶ時も、使う時も楽しみが増えるのかな、なんて思いました(*'ω'*)
 
 
あと、MIZENのスタッフさんから、
この名刺入れを持つことで、伝統工芸品についてお話をする機会やきっかけにもなる…🌱𓂃 𓈒𓏸
ということを伺いました(*˙꒫˙* )

 

そんな風に日本の伝統工芸の話が自然と出来たら凄く素敵ですよね…😊✨️

 


 

店内の左側には螺鈿織の帯が3つ、肩を並べて飾られており、

向かって左がMIZENオリジナルの
「錦地螺鈿織 大矢羽根文様 (にしきじらでんおり やばねもんよう)」
そして中央と左が民谷螺鈿の商品ということですが…
ここを見て、スタッフさんにお話を伺ってやっと気づきました( ゚д゚)
 
螺鈿織をここまでふんだんに、全体に使う帯は早々ないんだ、と。笑
 
 
帯は腹部をぐるっと巻き、
その後に後ろで輪(お太鼓)を作ったりするので、
見える腹部とお太鼓部分以外はほとんど装飾がありません。
 
あっても見えないですし、もこもこして巻きにくい( ・ὢ・ )

 

 

MIZENオリジナルの帯は、
ドレスで使うことを前提として作成されているため、
これだけ全体に柄や螺鈿、箔が入っているんですね…( ˙꒫˙ )✨️
 
 
 
さて店舗反対側はというと、リアルな貝と砂が!

螺鈿織が何からできているか知らない人にとってはびっくりな、

知っている方にとっては、実際にどんな貝からできているか見れる
ディスプレイでとっても素敵でした😆✨
 
 
 
この貝たちの上には、もうとんでもなく美しく輝く
「Vネック帯レイヤードジャンプスーツ」
「Vネックレイヤードトップ」があります!🤗

 

今回の商品はいずれも、

試着などはできず【完全受注生産】となっています( •̀ω•́ )✧
 
 
ジャンプスーツは贅沢に1本の帯を前から後ろまで廻しており、
パンツの裾にも帯が使われています✨
今回の柄に使われている「矢羽根」
初詣の際に用いられる「破魔矢」に通じ、邪気や厄を祓う文様🏹
 
武家では、武道や軍事などを大切なものと尊重することに繋がるとされていたそうです( * 'ㅿ' )
 
 
今回は矢羽根の大きさの違いで、オリジナル生地が2種類あるんですが、
 
矢羽根が大きい方
帯の単色部と反射面との濃淡がはっきり出るので
ステージなど、大きな舞台でもかなり映えると思います(*'▽'*)✨️
 

 

矢羽根が細かい方
遠目からだとボーダーにも見えますが、小さな光をたくさんキャッチするので
より煌めいて見えて、繊細な感じもあってとっても素敵゚+.゚(´▽`人)゚+.゚

 

この細かい方の矢羽根柄は、以前拝見したコートの襟や袖口にも使われていて、
こういったパーツ使用だとそこまで派手感はないですし、
スタイリッシュでとっても格好良かったです…!!*。ヾ(。>v<。)ノ゙*。
 
ジャンプスーツは今回、民谷螺鈿の生地で作られたものも2階に展示されていたんですが、
紫の中に箔や螺鈿が輝いていて本当に素敵でした…!(∩˘ω˘∩ )♡

 

輝きの違いは勿論、自分が
「ここ好き…!」という角度がきっとあると思いますので、
 
実際にお店に行かれる場合は左右など、
色々な角度からぜひ見てみてください(●´ω`●)
 
 
 
…と言いつつ、
なんと螺鈿織りは10月25日(水)までとのこと….˚‧º·(´ฅдฅ`)‧º·˚.
 
今回ちょっと行くの遅かった&10月末で終わり…と言われていたのを忘れていました…!!😭
 
 
月曜日と火曜日(=今日と明日)はお休みのため、実物を見たい方は最終日の25日水曜日をお見逃しなく!!!!
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【MIZEN 南青山本店】
 
東京都港区南青山6丁目4−13 Almost Blue buildingC
 
11:00-19:00 (月・火定休/※展示会などで変動があるため、公式HPなどを事前にご確認ください。)
 
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以上、逢川ゆうでしたっ*。ヾ(。>v<。)ノ゙*。


/2階の螺鈿も本当に綺麗だった…♡\