当相談室は「精神分析的心理療法」を行っていますが,

「精神分析」と何が違うのか?

 

「精神分析」は厳密に言うと,「45~50分のセッションを週4~5回以上

カウチ(寝椅子)で行うこと」と定義づけられています。

 

(最近では週3回でも認められるようになってきていますが,

筆者の経験上,1週間7日間のうちの半分以下(3回)の日数か

それ以上(4回以上)かによって,体験としてはずいぶん変わるように

思います。)

 

それだけの濃密な関わりの中でこそ掘り下げられる無意識の領域が

あります。

 

いっぽう,「精神分析的心理療法」は,精神分析の考え方や技法に

もとづいた心理療法で,週1回~2(3)回までの頻度で行います。

週1~2回では通常,カウチではなく椅子に座っての対面法を用います。

 

頻度が少ないと,現実の日常生活での体験の方が優勢になりがちで,

精神分析に比べるといくぶん「あわただしい」探索になるのは否めません。

可能であれば週に複数回のセッションを持つことをお勧めします。

 

しかし週1回であってもセラピストとの交流の中で

普段は触れることのない心の領域に少しずつ分け入ることは

他ではできない体験であり,ご自身について多くの発見ができるでしょう。

 

当相談室では,現実に通いやすい頻度(週1~3回)を想定して

「精神分析的心理療法」を行っています。

自分の心の深いところで何が起きているのかを知って,
より生きやすい人生を歩めるようにしたい。

自分に合ったペースで変わっていきたい。
精神分析的心理療法は,そのようなことを求める方々に向いています。

 

 


写真は,精神分析の創始者フロイトと,彼が治療で用いたカウチ(寝椅子)です。
向かって左側の緑の椅子に治療者が座り,クライエントはカウチに横たわります。
普通だと考えられない位置関係ですが,これがオーソドックスな精神分析の
スタイルです。

ジークムント・フロイト - Wikipedia