「ハ~イ、みんな~ハート 頑張っていこ~!

美紗希が空、琴巳そして他3人に呼びかけた。

「これから仲良くするには、先ず自己紹介が必要よね~にこ

美紗希はそういうといきなり一番左端に居た女の子を指名した。

「・・・浜村 葉月(はまムラカミら はづい)です・・・・・・。よろしくお願いします。」

そういって頭を下げたのは、日本人離れした感じのハデな服を着た子だった。

「岩玉 洋子(いしたま ようこ)といいます。色々お願いします。」

その次に挨拶したのは、髪を黒人の人みたいに細かくミツアミしている子だった。空みたいな挑戦的な眼差しが宿っている。

「今西 久実(いまにし くみ)です。・・・どぅも・・・。」

次に言った子は、肌黒でカッコ良かった。目は、日本人ではないみたいに凄く茶色っぽいし、髪も茶髪。

「えっと・・・桐夕 琴巳ですっ。どうぞよろしくお願いします。」

琴巳は自分の番になって慌てて挨拶した。空がだるそうに言った。

「田丸 空や・・・よろしく。」

琴巳には感じられた。他の3人の視線が空に対して険しくなるのを・・・。