「明日は、かなちゃんの誕生日だね
」
ニコニコして、百枝ちゃんが言った。ワア、覚えといてくれたんだ!
「当たり前だよ!かなちゃんの誕生日なんだもん!じゃあさ、じゃあさ、モモの誕生日は、い~つ!?」
かな、覚えてるもんね!
「1月14日!」
百枝ちゃんもワアって言った。
「合ってるよ~!あのね、モモ、明日ママと一緒に何かかなちゃんにプレゼントするからね
」
百枝ちゃんの声で涙が出そうになった。何でだろう・・・。嬉しいのに・・・
「有難う!ねえ、百枝ちゃん、何かってなあに
」
百枝ちゃんが唇に指をあてて、
「ひ・み・つ」
って言った。気になるなぁ~。相変わらず、何かちょっとしたことで涙が出そうなままだけど。嬉しいから泣くのかな・・・?そんなのってあるのかなぁ。
「あ、かな、明日お母さんとお出かけするんだ
」
百枝ちゃんが羨ましそうな目をしてる。
「いいなあ。かなちゃんのママ、モデルさんだからみんなにチュウモクされたりして
あっ、何処行くの?」
・・・チュウモク・・・?意味わかんないけど、意味聞いてかながバカだと思われたくないもん。
「プラネタルーム行くの!」
あれ・・・プラネトリルームだったっけ・・・?ん、プラネタリユームだったっけ!?わかんないよ
「ふうん?」
あれ、百枝ちゃん、分からなかったのか・・・。ごめん・・・でもかなも分からないよぉぉぉ