先日、人生で2度目の全身麻酔の手術を経験してきました。
とは言っても、4年前に行ったACL(前十字靭帯)再建術の体内に残された金属を除去するものなので大した事ではないのですが。
ネットでの事前情報では「部分麻酔の手術で日帰りコース」というのがよく目についたものですが、私は全身麻酔で行うとの事。
前回手術した時に麻酔の副作用で朝まで嘔吐しまくった経験があるので、あまり全麻はやりたくなかったのですが
まあ、これは病院の方針とかでしょうから仕方がないですね。
2月3日(月)am8:30 手術当病院チェックイン
同じ病院なので病室のカンジは前回と同じです。
4人部屋の入り口側。(前回は奥の窓際だったのでラッキーと思ったが)
出入り時に他の患者と顔を合わせる機会が少ないので逆に良いか(1泊だけだしね)
入院説明を聞いて、しばらくダラダラします。
am10:00 点滴開始
左腕に点滴のホースを繋がれます。
これでしばらくの間自由がきかなくなります。
手術は午後の13時らしいのですが5時間も前に病室に入ってもすることがありません。
点滴が繋がっているのであまりウロウロもできないし。
タブレットで漫画を読みながら時間をつぶしました。
12時になると昼ごはんが病室に運ばれてくるのですが私は手術前なので食べることはできません。
昨晩の23時から何も食べていないので、ひたすら空腹との闘いです
pm13:00 手術
ようやく手術のお迎えが来ました。
前回同様エレベータのドア越しに、付き添いで来てくれたウチの奥さんとお別れ。
4階?手術用の階に到着。
自分で点滴ポールを転がしながら手術室に入ります。
既に待機していた手術スタッフと担当のドクターが笑顔で出迎えてくれます。
自分のフルネームを言わされた後手術台に上がります。
前回は初めての事で緊張していたこともありほとんど覚えていませんでしたが、今回は2回目で気持に余裕があったのか、周りの環境を観察することができました。
何か音が聞こえるな~と思いながらよく聞いてみると、手術室にBGMが流れています。
しかも、よく聞くと米津玄師?ぽい曲(笑)
意外でした。
手術室はもっとドラマ等で見るみたいに、地味で心電図の音とドクターの指示の声ぐらいしか響かないのかと思っていた。
まさかこんなにポップな空間だとは。
まあ、これは患者さんの緊張をほぐしたりする為の一時的なものかもしれないですけどね。
そうこうしてる間に体中にいっぱいコードが繋がれました。
麻酔科の先生に「点滴を伝って麻酔入りますよ~」
と言われすぐに腕に冷っとした感覚が入ってきた。
いよいよ強制的に意識を失う瞬間です。
麻酔は泥酔した時のフワフワした感じに似ていますね。
すると麻酔科の先生が私の右手首のタトゥーを見て
「あ~このタトゥー可愛いですね~文字も入ってますけどどんな意味なんですか~」
とか聞いてきて。
「美容師の仕事ですけど、右手に魂を込めるなんて意味合いなんですよ・・・」
と最後まで言ったか言わないかぐらいで落ちました(笑)
pm15:00ぐらい? 意識回復
次の瞬間、処置室みたいなところで目が覚めました。
私の中では本当に一瞬なんですが。
さっき手術室に入ったのに・・・
看護師さんに何処も異常がないかイロイロ聞かれます。
つーか、どうでもいいけど超眠たい
「もう少し寝させてほしい」気持ちと、異常がないことを伝える為の「見栄を張って頑張って答える気持ち」が入り混じって変な感覚でした。
目が覚めたので元の病室に運ばれます。
前回はこの段階で既に「嘔吐感」が激しく出ていたので「お願いだから動かさないで~」という気持で一杯でした。
今回は・・・
全然大丈夫みたいです。
事前に前回の「嘔吐感」の事を伝えていたので対策をしてくれていたのでしょう。
時計を見るとまだ15時半。
前回は4時間ぐらい経っていたのですっかり夕方でしたが、今回は1時間弱程度の手術と聞いていたので、目覚めるのも早い時間でした。
もちろんメスを入れているので手術した足に痛みはありますが、歩けない程ではないしトイレも問題ありませんでした。
pm18:00 食事
昨夜の23時ぶりの食事が運ばれてきました。
とても腹が減っていたので楽しみでしたが・・・
やっぱり病院食。
味の薄い食事です(味塩を持参しておいてよかった)
pm21:00 消灯
いつも24時ぐらいまで起きているのでこんな早くに寝れるわけがない。
タブレットで漫画を読みながら過ごしました。
あと、18時に食べた病院食で満足できるものではない。
事前に売店で購入しておいたスナック菓子類をいくつか食べる。
めっちゃおいしい
am7:00 起床、食事
ちょっと眠たいが、いつも起きる時間だし7:30には朝食が運ばれてくるので、それまでに洗顔と歯磨きを済ませました。
昨晩よりもあっさりな朝食。
早く退院してがっつり味の濃いものが食べたい。
しかし、いつもの早食い癖でがっついて食べたからか、麻酔科の先生が言っていた「吐き止め薬」の効果が手術から一晩経過して切れたからか、食べた後に急に嘔吐感が込み上げてきました。
しばらく横になっていたら納まりましたけどね。
そういえば朝に何回かトイレに行った時も、ちょっと貧血ぽい症状が出て気分が悪くなることがありました。
やっぱり麻酔の副作用はあったみたいですね。
昨日事前に吐き止め薬を点滴に加えてもらって正解でした。
7:30に手術担当のドクターが来て傷口の消毒をしていってくれました。
am9:30 朝の回診
例のごとく「白い巨塔」(いや今は「ドクターX」か)みたいにお偉い先生を先頭に朝の回診が始まりました。
会ったこともないような先生に「調子よさそうですね。この後退院しても良いですよ」とか言われて「はぁ?」と思いながらも退院決定です。
am10:00すぎ 退院
ウチの奥さんが迎えにきてくれて無事退院。
前回同様、看護師さんが数名エレベータまで見送ってくれました。
1泊だけでしたがお世話になりました。
ありがとうございました。
さて、こんな感じの入院日記となりましたが。
抜釘手術は上記でも書きましたが日帰りのケースもあるみたいなので、それほど必要ないかもしれませんがこれから手術される方の参考になれば幸いです。
まとめ
ドクターから写真をもらったので見比べてみます。
抜釘前
黄色い丸部分の金属を除去しました。
抜釘後
金具が除去されてすっきりした足になりました(笑)
よく見ると釘があった場所に跡が残っています。
抜釘した釘(ネジ)を頂きました。
あと、ついでに内視鏡で靭帯の状態を確認してもらいました。
再建した靭帯に問題は無いそうですが、ひざの外側の軟骨が少し削れているとの事です。
術後に無理して早期にサッカー復帰したり、フットサルでダメージ与えたりしたのであちこち傷んでいるみたいですね。
今回の抜釘は本来なら必要ない工程のはずでした。
私も問題なければ抜釘せずに過ごす予定だったのですが、4年経っても今だに時々痛む時があり(釘が神経に触っていたのかな?)違和感あったので抜釘しました。
本来なら抜釘するなら術後1年が目安らしいです。
ネットでは「再建手術から時が経ちすぎると抜釘が難しくなる」なんて情報もあったので心配しましたが、今では(病院による?)何年たっても抜釘可能だそうです。
怪我や病気は治療はもちろん大事ですが、何よりも「怪我をしない病気にならない」事が大事。
気を付けながら日々楽しんでいきたいと思います。
「やっぱり健康が一番」と思ってみる会はこちらhttp://creek007.jimdo.com/
(いや、ただの美容室HPです)