ようのブログ

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オレの墓標に名はいらぬ!! 死すなら ば戦い荒野で!! by ケンシロウ

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2019年6月2日(日)

午前3時 起床

 

昨夜9時過ぎに寝て、布団に潜り込むと同時に意識を失った

 

友達はぐっすり眠れたと話すが

自分は・・・まだ足りない。。。

 

 

前日に購入しておいたお握り2つと、インスタントの豚汁を無理やり流し込み

着替えたり最後の準備を進める

 

 

車は、宿に置かせていただき

徒歩で5分ほどの袋田駅へ向かう

 

袋田駅から会場行きのバスが出るのだが

友達と話し、アップがてら歩いて会場に向かうことに

バスで行くと速すぎるし、徒歩で向かった方がちょうど良いとの作戦

 

途中、友達が宿で知り合った方が加わり談笑しながらの朝の散歩

なんだかんだで約30分程度で会場に辿り着いた

 

 

最後のトイレとかを済まして、スタート地点に並ぶ

 

 

大体、一人参加が多い大会

難易度が高くて、完走に不安がある時は一人ドキドキしながら待つが

今回は友達と一緒ともあり、比較的落ち着いてたかな

 

ダラダラと笑い話をして気も紛れたし

 

 

そして午前5時30分

スタート

 

 

まずはロードを駆け抜ける

 

奥久慈トレイルは、トレイルに入るとこで毎回渋滞になるので

最初のロード数キロは、ほとんどの皆さん飛ばす飛ばす

 

 

自分の作戦として、このロード区間

息を切らさない程度で飛ばすつもりでいた為

常に一定ペースを崩さない友達とはスタート同時に別れる

 

 

まだ閉まってている入場券販売所を突破して

 

 

薄暗いトンネル内を駆け抜けていく

無料で入れるのは奥久慈トレイルの特権(笑)

 

列の流れにくっついていくが

息を切らさないペースを保ち続けられている

 

 

ちゃんと列から離れて袋田の滝を撮影

テキトーにシャッターを切ったわりに良く撮れている(*‘∀‘)

 

 

袋田の滝を折り返して来た道を戻る

いや本当に皆さん飛ばす、飛ばす

 

 

これから50km以上を進むとは思えないほどのペース

スタート地点まで戻らず、途中で左折して

 

 

まずは林道

微妙な登り坂ではあるが、走ろうと思えば走れるし

周りガンガン走る人が多い

 

思わず引っ張られそうになるが、歩きと走りでパス

少し進むと、いよいよトレイルへ入るのだが

 

 

大渋滞

止まったり進んだりの渋滞である

 

待っている間、後ろの方と談笑

 

後ろの方は、数年ぶりの再挑戦で

前回は竜神大吊橋でリタイアをしたとのこと

 

この先のコースの情報を聞いたら

 

『奥久慈男体山から先は記憶にない』

 

まさかの返答・・・

記憶をなくすほどのトレイルって、どんなところだよ( ゚Д゚)

不安がよぎる

 

 

大体20分、30分ぐらいの渋滞だったかな

確か大きな岩か何かを越えたら、渋滞が解消されて

一気に皆が走り出していく

 

 

走る列から離れて、展望台で一人撮影

こういうポイント逃しませんよ

貴重な休憩時間ですから(笑)

 

 

細かいアップダウンを繰り返して

 

 

ちょびっとロード区間からのトレイルに入って

 

 

また渋滞

ロープが張ってあるほど急な登りだったけど

 

 

10分足らずで山頂に

そっから、また少し山を走って

 

 

ロード区間に出れば

 

 

第一エイド

水の補充とトイレを済ます

 

 

この時、トイレが小でも並んでおり

後ろの方に話しかけられたが……この方も何回か挑んで1度も完走できていないと

 

…まだ安心できないな

 

 

給水所を出て、ロードからすぐにトレイルへ

 

林道から始まったトレイルは、しばらく走りやすい比較的平坦な道から登りへと変わっていく

 

 

気付いたら奥久慈男体山山頂

 

 

こっからは…ひたすらアップダウンを繰り返す

 

 

下ったと思えば、登り返す

 

 

奥久慈男体山かな?

 

 

けっこう走りづらい箇所も多く

なかなか、前へと進めない

 

 

 

 

多分、鷹取岩

写真を撮ってるほど、余裕はあるのだが

本当に先が見えてこない

これが記憶を失う奥久慈男体山からの道の効果なのか?

 

 

ここまでの道のり、基本1人ぼっちか

前後に人がいても皆さんペース早め

 

 

登り遅いなぁーと思ってたら

走れる登山道になった瞬間、バッーと駆け抜けてくおじさんには驚いた

 

 

なんだかんだで

参加者のレベルが高いことを感じるのだが

それでも、完走率は低い奥久慈トレイル 恐るべし

 

けどアップダウンは多いが、自分のペースで山を駆け抜けることができるので

トレランをやってるぜ!!といったワクワクとした気持ちが強い

 

ハセツネは渋滞と眠気

飯能アルプスは人の列に翻弄された箇所が多くて

山道を駆け抜ける楽しさを感じている場合でなかったしの

 

 

 

ようやく山を降りるようだ

この下りは、気持ちよく走れた

 

 

ロードに出て、しばらく進むと

 

 

もうすぐエイドステーションの文字

 

 

午前10時

湯沢峡エイド

 

おかしい

まだ17km地点

 

 

感覚的には、もっと走った気がする

 

 

何はともあれ補給

残念ながら、おやきのりんごは無かったが

どれもこれも美味しくいただきました

 

漬物が特に美味m(_ _)m

 

 

 

飲み物の補給を済ませて

先のコースを確認

 

 

ここで気付く

想定以上に時間がかかってることに

 

奥久慈トレイル

次のエイドがある龍神に12時に着くのが一つの完走ポイントと言われている

 

 

今のままでは確実に辿り着けない

 

 

とは言え12時過ぎに到着しても完走できてる人はいるので、まだ絶望的な状況ではないのも事実

一息ついて再スタート

 

 

 再び山へ

 

 

途中、雰囲気の良い里に出た

のんびりとしたい気持ちに抱えつつも

先を急ぐ

 

 

そう、この先…

この先の区間が、自分にとって完走とリタイアの分かれ道やった

 

 

写真の撮らなくなり

ひたすら目の前の山道を突き進む

 

 

途中、グッタリしてる参加者もいれば

驚くほどのハイペースで進む参加者も出てきた

 

 

沢渡り

橋なんてものはない

 

自分で渡れる場所を判断して、川を越える

 

 

息をつくような沢の景色

 

 

この辺りから体の異変は始まっていた

簡単に渡れそうな沢のはずなのに、何故か水にバシャーン(笑)

 

片足を思いっきり突っ込んだ(´;Д;`)

 

 

 

1個目の沢を越えた後

急な登りがある淡々と登る

 

 

登りきったとこにいたスタッフさんに

「まだまだ余裕ですね、元気いっぱいじゃないっすかー」と声をかけられ

 

返した言葉は「いやいや空元気ですよ」

満面の笑みで返していたと思うが、本当に空元気やった

 

急に意識が朦朧とするというか、意識が飛ぶことがしばしば

ふらつきそうになるのを必死に堪えていた

 

 

 

また急な坂を降りて、2回目の沢

 

 

そこを越えてから、症状はさらに悪化

歩けることは歩けるが、走ることを体は拒否し始め

歩くのもシンドイ

 

 

 

ダメだ!!

ここは山の中、気をしっかり持て!!

 

 

滑落含め、事故るは絶対にやってはいけない

 

 

 

休み休み進んでいく

 

 

なんとかロードに出た

ここから龍神大橋まで、ロードが約4km

 

 

意地と根性で走ろうとするが

頭がふらつく、ブラックアウトをときたま繰り返す

 

 

思わず立ち止まる

 

 

そんな中、ふと後ろを見ると友達登場

ここで追いつかれる

 

 

 

笑顔で話しをすると、少し体調回復

 

 

相変わらず一定のペースを保ちながら進んでいく友達

それに食らいついていこうとする

 

 

だが、しかし

世の中そんなに甘くない

 

 

 

足をつる(笑)

おいおい(>_<)

 

 

 

追いかけることも出来なくなり

とぼとぼ1人歩く

 

 

 

足の回復を待ってから、ゆっくりゆっくり走り始め

 

 

ようやく龍神大橋が見えてきた

私設エイドに助けられ、さらに回復してから

 

 

地獄の階段を登る

 

 

今でも思う

登れたのは奇跡だと

それぐらい長くて嫌になる階段

 

 

 

観光客に混じりながら、橋を渡り

エイド到着

 

 

手遅れだわ(笑)

当時は、熱中症に加えて溜まりに溜まってる睡眠不足が体調不良を引き起こしていた

 

 

ガランとしたエイド

12時30分を過ぎて、完走は絶望的

 

 

それなのに

 

 

進んだ

 

 

 

体調は回復傾向

最悪な状態は脱してる

 

 

進める限り、前に進む

 

 

その思いでエイドを出たが…

トレイルに入り、登りが出てきたとこで

再びの体調悪化

 

 

さっきみたいな意識が途切れるとかはないが

どうにもこうにも体が前に進むことを拒否する

体が動かない

 

 

 

何度もその場に座り込み、前に進むか戻るか悩む

 

もはや心はボキボキに折れてる

前に進むことを躊躇している自分がいる

 

気持ち的には前に進みたいが、体は思うように動かない

けど諦めきれず、進んでみるが

やっぱり足は止まってしまう

 

 

 

気を紛らわすために行動食を食べてみると

思いっきり、吐き気を感じた

 

あ、アカン((((;゚Д゚)))))))

 

これが決め手となった……

 

 

 

その場に座り、しばらく目を瞑る

 

 

どれくらい、その状態でいたか

目を開き立ち上がって来た道を戻る

 

 

 

制限時間が絶望的な状況でも

まだまだ前に進む参加者がいる

 

 

その人達に心配の声をかけられ

自分は応援の言葉を返す

 

 

 

大会スタッフのスイーパーさんともすれ違い

自分の奥久慈トレイルは完全に終了した

 

 

 

戻れますか?

大丈夫ですか??

 

 

優しいスタッフさんの言葉に笑顔で「大丈夫です」と返し

とぼとぼ来た道を戻る

 

 

龍神大橋に戻り、エイドのスタッフさんに

リタイアを申請

 

 

とりあえず冷たいのが飲みたいと

自販機へ向かうが……釣り銭切れで購入できず∑(゚Д゚)

 

しかも…全部の自販機(笑)

 

 

 

売店で何とか買えて

収容バスに乗りスタート&ゴールの場所へ戻る

 

 

バスの中、すぐに寝落ち

 

 

ゴール地点手前の駐車場に到着後

宿まで歩いて戻り車を回収

道中、同じくリタイアして同じ宿の方と話をしながら歩いた

 

 

車回収後、袋田の滝第二駐車場に戻り

友達の完走を祈りつつ車でダラダラする

 

 

冷たい飲み物を飲んで、ドア全開の車の中で寝っ転がっていたら

だいぶ体調は回復してきた

 

 

午後4時過ぎ

友達から関門に1分間に合わなかったとの衝撃の連絡が入る

 

 

なんという残念な結果(´;ω;`)

 

 

 

だが

帰ってきた友達は意外と悔しがってなかった

全力を出し切れて満足のいく結果だったようだ

 

 

尽きないレースの話もそこそこにして

一度解散

 

 

友達は、予約してるホテル

自分は日帰り温泉施設へ

 

 

久々にお会いしました仙人様

 

 

サッパリしてから再度合流

 

 

地域密着の定食屋さんへ

 

 

スゲー混んでいたが運よく入れた

定食屋さんのわりには高いなと思っていたが……量が桁違いやった

友達オーダーのチキンカツ定食は、デフォルトで2枚∑(゚Д゚)

 

 

山盛り食べて反省会終了(反省してた?笑)

 

 

友達をホテルまで送った後、家路へ

 

 

道中お土産買って、眠気との戦いに戦いに制して

無事に帰宅

 

時間が経っているだけでなく

写真が少ないので、かなりザックリとした奥久慈トレイルのレポート

 

 

 

無念のリタイアに終わってしまったが

原因として、コンディション不良も確かにあったけど

1番の原因は、湯沢峡エイドから龍神大橋間で気持ちが焦り

通常よりペースを上げたこと

 

それにより

例年より気温が低かったにも関わらず、熱中症の症状が出てしまったんだと思う

 

 

当時、気温が高くないから熱中症ではない

じゃーなに?寝不足?何か別の理由??

 

自分の体に何が起きてるか分からず

迷い、悩み、どう対応してよいか悩み

心が折れた

 

 

奥久慈男体山から湯沢峡エイド間

あそこに時間がかかり過ぎている

 

 

もう少し山登りの力もしくは山を走る力を身につけて

時間に余裕を持って湯沢峡エイドに辿り着く

 

 

それが次回の課題である

 

モヤモヤで終わった奥久慈トレイル

また次回…もっと力を身につけて

 

 

ブログの下書きを書いていた2019年後半はそう思っていたが

2020年 新型コロナウィルスの影響で大会は中止

リベンジは2021年に持ち越しへ

 

 

 

最後に・・・

奥久慈トレイルの翌日休みを取っていた

 

 

家について、サラッと片付けて

寝たのが日付が変わった午前2時

 

起きたのが4時間後

 

 

朝食の準備&片付け

洗濯物

1週間分の献立考えて買い物

掃除

昼飯の準備&片付け

2日分の夕飯作り

 

 

終わったのが午後4時頃

それから奥久慈トレイルの荷物片付け

 

全て片付いた午後5時過ぎ

 

 

恐らく…疲れきった酷い顔をしていたんだと思う

足の怪我をして以来、自分から動くことのなかった母親が食事作りなどをやると

翌日の朝、言ってきた

 

 

この日以降、家事の負担が少し減った

 

奥久慈を完走できなかったので

UTMFの参加資格をGETするためにも、次のレースは落とせないので

レース準備に集中できたのが助かった。。。

 

いや、ほんまに両立させている全国の主婦の皆様は凄い。。。