ガン治療と腎細胞ガン | 山 田 義 帰 の Holistic Blog

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慈恵クリニック院長 山田義帰の公式ブログとしてホリスティックに関連した事や医療に関する情報を提供していきたいと思います。




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https://youtu.be/XvYPwp9Gpuk


腎臓はみぞおちの高さの背中側にある左右一対ある臓器です。
腎臓の悪性腫瘍の中で最も多いのが腎細胞ガンです。
腎細胞ガンの初期症状は血尿ではありません。

お腹の深い所にあるので進行するまでは無症状です。


腎細胞ガンは 40 歳代くらいから増加し、60 歳代、70 歳代で多く見られます。
危険因子としては、喫煙、肥満がありますが、血液透析患者さんにもよく見られます。


腎細胞ガンは片方の腎臓にできることが多く、両方の腎臓に同時にできることはまれで 1% 程度です。進行すると転移しやすく、肺の転移が最も多く、骨、肝臓、脳、リンパに転移します。

肉眼的な血尿、側腹部の腫れ、側腹部の痛みなどの局所の症状や、原因不明の発熱、体重減少などの全身症状で発見されることが多いようです。

最近ではエコーやCT検査を受けた際に偶然発見される症状のない小さな(直径3cm以下の)腎細胞ガンが増加しています。


転移のない腎細胞ガンの治療法の第一選択は手術で、腫瘍が摘出できる場合は治癒も期待できますが、化学療法や放射線治療はあまり効果がありません。