カール・ユングはシンクロニシティ共時性を「因果律ではない繋がりの原理」としました。それは現象世界の奥にある知性の外部的表れであり、我々の心では理解できない深い繋がりです。
しかしその知性の展開に、ある方法を以って意識的に体験することができるのです。
感覚に余計な思考を付け加えず、「ただ感じ取る」と、一見ばらばらな感覚の底にある深い繋がりを感じ取ることができます。

仏陀はこの方法を、正念(正しい気づき)、正定(正しい精神統一)としました。

全体と調和することが可能となれば、この世界に意識を出現させた意識の一部になることができます。するとどこからか助けが現れ、まさかの出会いや偶然があり、シンクロニシティ共時性と呼ばれる不思議な一致が頻繁に起こるのです。

アインシュタイン博士
「人間は、私達が宇宙と呼ぶ全体の一部である。時間と空間に限界づけられた一部である。自分自身、思考や感情を他のものから分離した何ものかとして経験するが、これは一種の意識の錯覚である。」