家に引きこもりたい鬼嫁を置いて、
一人で車を走らせる先は、昨日に続いて
白石中の島通沿い。
地下鉄東豊線「美園駅」から、徒歩3分ほど。
スカスカの枠に、提灯と暖簾と幟
ずっと来たかったけど、2年半も経ってしまいました。
店内は、カウンター3席のほか、
小さなテーブル席2つと、小上がり1卓だけ。
メニューは、三味と昔しラーメンと餃子
広くはないスペースには、先客が7人。
しかも、すぐ後から入ってきたオヤジが厨房を覗き込むなり、
いつものように?注文を済ませると、いったん外へ。
おやおや、ボクはまだ聞かれていないのに
厨房内がかなり忙しそうだから、気長に待つしかないか…
やがて、お母さんが水を持ってきてくれて…
「昔ししょう油だったかい?」
「まだ聞かれてなかったけど、普通の塩ね」
ボクのオーダーで、スープがなくなっちゃったようで
お母さんが営業終了と書いた紙を手にしたところに、
さっきのオヤジが戻ってきて、貼るのを手伝っていました
丼を運んでくれるのも、今は息子さんの役目
「しおラーメン」 700円。
いいですね~、この昔懐かしい面持ち
具材は、ネギ、シナチク、なると、海苔、チャーシュー。
どう見ても、醤油っぽい色だけど、まっいいか
「甘いしょっぱいがあったら言ってください」 って言われたけど…
きらめくように透き通ったスープは、絶妙の塩加減
あっさりししつつ、まろやかなコクも☆
ほどよいコシを残した縮れ麺
細切りのメンマも、コリコリした食感が心地いい。
チャーシューも、昔ながらの噛み応えがたまりません
気づけば、お客は件のオジサンとボクだけ
「よく来てくれたね、ありがとさん。とにかく気を付けて」
こちらこそ、90歳超とは思えないお母さんの健在ぶりを
確かめられて、よかった、よかった
1967年(昭和42年)のオープンですが、
屋台として開業したのは1942年(昭和17年)とのこと。
お母さんと息子さんで守り続ける清ちゃんの味
暖簾を仕舞ったら、店だとは分かりませんけどね
札幌市豊平区美園9-7
味の清ちゃん
←よかったら、ぽちっとお願いします
人気ブログランキング