皆さん、おはようございます。
吉村涼子です。
今日のタイトルは
自分の子どもも愛せない人は
他人の子どもも愛せない
です。
これに似たもので
よく聞くフレーズが
ありますね。
「自分を愛せないと、他人も愛せない」
です。
今日は
これを応用したものですね。
物事はとてもシンプルにできていて
過ごしやすいものです。
でも実生活になると
いろいろ複雑化してきてしまいます。
シンプルにすることで
悩みの本質を見抜き、
簡単に脱出することが
できるようになります。
そのため、カウンセリングでは
悩みを話してもらい、
シンプル化する作業を進めます。
まずは話してもらい、
その際に出てくる
ネガティブな思考や感情を
あぶり出し浄化します。
それだけで終わることは
ありません。
その後
どうして起きたのか?
どうして体験したのか?
この事から学ぶべき事は
何か?
です。
自分を愛せない人は
他人も愛せない。
うん、分かる!
分かってる。
何言う私もそう思っていた事が
ありました。
もう20年以上も前のことです。
当時、英語講師をしていて
「本当は分かっていなかった」という
体験をせざるえないことが
起きたのです。
そして
数々のトラブルは
その事を
学んでから
「消えた」のでした。
それは
応用した今日のタイトルで
でした。
当時私は
「仕事をちゃんとする」事だけに
専念してしました。
だから
レッスン中に自分の子どもが
邪魔しないように
きつく言っていたのです。
ところが
トラブルが次々と
起こりました。
しかも
大事なレッスン中だけに
起こるのです。
どうしても
レッスンを中断しなくては
ならない。
そうなると
生徒さんに
ご迷惑がかかってしまう。
何より
生徒さんから頂戴したレッスン代が
差し引かれてしまう。
申し訳が立たない!!
これではダメな先生であり
英語教室の運営も
ダメな経営者だ!
どうしょう・・・
でした。
そして息子に
きつく当たることも
しばしば。
「レッスン中は来ないでと言ったでしょう!!?」と。
ところがある日
「インナーチャイルド・ワーク」をしていて
ふと思いついたのです。
自分を愛せない人は
他人も愛せない。
自分の子どもも愛せない人は
他人の子どもも
愛せない・・・?
自分の子どもも愛せない私が
教室に来ている生徒を
愛せない。
ということになる??
ちゃんとレッスンしさえすれば
良い。
そう信じてきたけれど・・
当時シングルマザーだった私は
食べるために
子どもに食べさせるために
必死でした。
だから、ちゃんと仕事をすることだけに
専念していたのです。
でも
肝心の愛はどこへ?
「インナーチャイルド・ワーク」をして
気が付いたのでした。
「トラブルが続き、ちゃんと仕事ができない」
その悩みと向き合うと、
「ちゃんと仕事しないと、生きられない」という
不安と心配、
恐怖が出て来ました。
そしてそれらを
感じて
適切に手放していきました。
このプルセスは
やがて独自のインナーチャイルドワーク
「チャイルド・ワーク」を生む事に
なりました。
そして、
日頃皆さんにお教えしている事へ
役立つ事ができるようになったのです。
自分の子どもが
レッスンを中断する!
という私の悩み。
「チャイルド・ワーク」をして
「自分を愛せない人は
他人も愛せない」という名言に
従ってみようと
思えました。
勇気を持って
「他人の子ども」
「他人(大人)」より
自分の子どもを
優先することに
したのです。
自分の子どもを優先し、
レッスンを中断する事に
なっても
仕方ない。
そして大事なレッスン費を
先生のプライベートで中断された!
お金返せ!
と言われたら、そうしよう。
それで生徒さんが辞めていくなら
その時は
この仕事を諦めよう。
そう決意しました。
「チャイルド・ワーク」をして
私に一番大事なモノは何かと
思いました。
息子でした。
これ以外に
何が
重要でしょうか?
「ない」
そう私は結論を出す事が
できたのです。
こんな簡単なことですが
意外にもできない人(クライアント)も
私は多く見て来ています。
そして
レッスン中に
息子が入って来た時、
勇気を持って中断しました。
ドアに出てみると、
上級性の5年生の女子グループに
「大事に育てている稲をダメにした」と
稲の生えている水中に顔を沈められて
目が痛いと言うのです。
すぐに部屋に連れて行き
目薬を差し、
びしょびしょに濡れた服を
着替えさせました。
でも
「レッスン中だから急いで!」とは
言いませんでした。
そして感じるストレスを
自分の中で
感じて処理していました。
そして
レッスンが終わるまで
寝ているように
横にさせて
レッスンに戻りました。
私は恐怖で一杯でした。
生徒からクレームが出たら
どうしょう・・・と。
けれども
クレームを言う生徒は
1人もいませんでした。
いつもよくしてもらっているからと
逆に心配さえしてくれたのです。
学校にさえ
電話をしました。
2年生の小さい子を
大きい5年生がグループで
捕まえ水につける行為に
抗議もしたのです。
でも学校は当てにはできませんでした。
けれども
私にとっては
大進歩でした。
自分の子どものために
勇気を出して
行動したのです。
事なかれ主義の私にしては
大成長だったのです。
当日は眼科は診療時間が終わっていて
翌日行きました。
やはり目は、ばい菌が入っていましたが、
目薬ですぐに
治る事ができました。
この時、学んだのは
学校を信頼して
全て任せていればいいという
大昔の田舎の考えでは
自分の子どもは守れない。
という事でした。
キレイごとだけでは
ないのだ。
「良い人」でいても
守ってもらえない事が
ある。
ならば賢く生きるべきだ。
私も私のインナーチャイルドも
そう学んだのです。
そして
それまで
如何に自分を大事にして来なかったかを
反省しました。
自分を愛せない人は
他人も愛せない。
うん、知っている!
分かってる。
そう思って来ました。
でも知っていなかった。
分かっていなかった。
できて、いなかった
のです。
だから自分の子どもも
愛せない。
そして他人の子どもも
愛せなかったのだと、
そう気が付けたのです。
今まで他人の子どもを優先にしてきたけれど、
愛してなかったみたい・・・
自分と
自分の子どもには
我慢ばかりさせてきたけれど、
それは他者を愛していなかったことでも
あるのだわ・・・
私の私のインナーチャイルドは
そう思いました。
それ以来、
レッスン中は
勇気を持って中断し
自分の子どもを優先するように
しました。
そして
その分、
「中断してごめんなさい」と
心からお詫びし
その分のお返しを何等かの形で
するよう心掛けました。
何回かそうしたトラブルで
中断するようになった後、
そうした事が
ピタリと消えました。
すると今度は私の方から
レッスン中でも
息子が帰宅したら
「おかえり~」と中断して
ドア越しに
言うようになりました。
「チャイルドワーク」をしていると
何かのトラブルに
ハンチ(直感)が働くようになります。
ある時はハンチが聞こえ、
レッスンを中断して
息子のそばに行き、
「寂しくない?寂しくなったら来てね」とまで
言えるように
なりました。
私は変化しました。
すると
教室にいた生徒にも変化が
起こり始めました。
生徒の成績が
飛躍的に向上したのです。
勿論、仕事も上手くいくように
なりました。
仕事と育児で
人付き合いもあまりない私に
口コミで生徒さんが増えるようにも
なりました。
それは
札幌に居ながら、
北海道の端から
通ってくれる生徒さんも
できるようになったのです。
私は更に変化していきました。
自分の子が悪いかもしれないけれど、
不当な扱いだと思えば、
泣きながら
学校の担任の先生に
電話をすることもできるように。
それまでは
うちの子は悪さするやんちゃな子だから
仕方ない・・・
そう思い、
自分の子どもの言う事を
ちゃんと聞いてやれていませんでした。
また「正しければ良い」という
固定観念で縛られてもいました。
「おまえが悪い」と叱られた
トラウマのせいで
です。
私は自分を愛せませんでした。
でも
子どもの危機に立ち向かうことにより
それを取り戻せたのです。
トラウマを消し、
正しいと大丈夫だという
固定観念も捨て去れました。
子どもあっての
自分だと
今でも思います。
ありがたや~~。
子どもが居なければ
私のパターンは続いたかもしれません。
子どもを通して
私は
自分を愛さなければ
自分の子どもも愛せない。
他人の子どもに
英語を教えることさえ
できない。
自分を愛せないと
他人さえ
愛せない
そう学べたのです。
人生は苦痛を与える時が
度々あります。
でもそれは
学ぶため
自分は何者であるか?
アイデンティティを問われていて
答えるため。
苦痛の体験は
後に恩恵だったと気づけます。
皆さんも
自分を愛してください。
そして恩恵を与って(あずかって)ください。
