皆さん、こんにちは。
吉村涼子です。

5日前にクライアントさんからのご質問を
ご紹介し、それにお応えしました。
ご質問はこれでした。

Q 「質問します。アラノンに参加しています。つまらないです。
居る意味がありますか?」

今日記事をお読みになった方は
5日前からご覧になると
わかりやすいかと思いますので
是非どうぞ。

昨日はチャイルド・ワーク」がズレないように
「喜び」という感情も
整合する事の重要さを
お伝えしましたが
いかがだったでしょうか?

私にとっては
何百回もお伝えしていることなので
飽き飽きしているのですが
今日や最近ブログなどで
知った方には
衝撃かもしれません。

いえ、衝撃でしょう。
2012年のブログでは
コメント下さる方も大勢いらっしゃったほどです。

大事なので
今一度、改めて綴りたいと
思います。

感情には「良い」も「悪い」も
ありません。

世間一般に「悪い」とされている「感情」である
「怒り」は
実は「良い」も「悪い」もない
ということを自分の幼い部分である
インナーチャイルドは理解する必要があります。

「悪い」という価値観しか
学んで来なかった場合は
「良い」も知る必要があります。

さらに「良い」に偏り続けず
どちらもあるという立ち位置、
つまり中心に戻る必要があります。

「怒り」とは違う
「喜び」という感情もです。
「良い」に居続けていたので、
「良くもない、むしろ警鐘を鳴らします」という側へ。
すると
「喜んではダメ!」
なんて具合に極端になってしまいます。

生徒さんはコースに入ると
怒りなら
「良い」の学習が衝撃的過ぎて
その場に居がちです。

喜びなら「悪い」です。

なぜなら、今まで知らなかった分野を知るので
楽しい感覚があるのです。

でも、偏りでいることは危険ですし
本当の自分らしい生き方には
向かえません。

だからと言って「悪い」にいっきに
偏りを戻す必要もないのですが、
コースで拝見していると
だいたいシーソーのように
右に偏っては左へ。
左に偏っては右へ。
ギッタン、ばったんと
激しく揺れるのが通常です。

こうなるとご本人は疲れます。
疲れる方にエネルギーを使うのは
あまりしたくないことですから
カウンセラーの私としては
なるべく無駄のないように
中庸を保つように
促したいのが本音です。

そのためには目的意識をクライアントの方に
持ってもらうことです。

それが「欲望」だと
「チャイルド・ワーク」はズレてしまいがちです

「目的」と「欲望」の違いは何なのでしょうか?

多くの方と接してきて
見つけたのが
「愛」かどうか?
という問いかけです。

どうやら、この問いかけが
効果的なのようです。

「喜んで」いても
「愛」で居るとは限りません。

「愛」は満たされた状態なので
「無い」という感覚とは
全く反対のところにあります。

「願望」や「欲望」はよく似ていて
「無い」から「欲しい」という状態に
感じられます。

無いから欲しい
という思いには
インナーチャイルドに「悪い」という罪悪感を
生み出す可能性も出てきます。

「こんな私が望んでしまったら、悪い」
という思いです。

これでは
望むものは一生手に入らないでしょう。

「欲望」より
「愛あふれる人生にする」という表現に
変えるだけで
随分スムーズになるのです。

「あれが欲しい」
悪くはありません。
むしろ何かを始めるには
そうした動機が最初です。

でも自分の声を聴けるようになった来たら
目的意識を
少し適切なものへ修正するのが
効果的なようです。

「あれが欲しくて始めたワークだけど、
愛あふれる人生にするためだ」

とか
「本当の自分らしい生き方をするためだ」
という具合にです。

愛あふれる本当の自分って
とてつもなく大きいイメージがしませんか?

そんな大きい自己が
小さい欲で振り回されるわけが
ありません。

こうした目的意識を持って
「良い」と言われてきた「喜び」という感情も
バランスを取って行けるでしょう。