DAHON SPEED P8 油圧STIディスクブレーキ化
カーボンディープリム化で進化が止まっていた暗黒ダースベイダー号
リムブレーキでの発熱でリムが破損するリスクがあるので
ディスクブレーキ仕様に改造することにした
走行中こうなるのは嫌ですからね~下手すれば大事故になりかねません
久しぶりにフレームだけになった暗黒ダースベイダー号
フレームノリアエンド幅を135mmにするのにBBセンターを出してフライスにセット
エンドを均等に広げて制度を出します
左右均等に開きエンド幅を135mmにしました
次はエンドの平行出しとRDエンドの平行だし
これでフレームのアライメントは大体終了
フロントフォーク
フォークはカーボンのディスク用451サイズ100mm幅
ハンドルポストのクランプにも耐えるようコラム内径に合わせた中子を削り出し
エポキシを塗って圧入!これをやらないとコラムが割れてハンドルポストがもげちゃう
ブレーキ台座も平行が出るようにフェイシング
9mmスルーアクスル用に金属パテで加工
フロントハブはアメクラを9mmスルーに改造
ハブのベアリングは前後ENDURO ZERO Ceramic Bearingに打ち替え
仙台の銀輪車から送ってもらったリムブレーキ面が無いカーボンリムと
アメクラハブでスポークの長さ計算をしてカット&ねじ切り
15番スポークで縦横の振れ+-0.05で押さえて組む
ハンドルポストも長年乗ってポジションが決まってるのでワンピースに作り替え
さて今度はフロントブレーキを4ポットキャリパーにしてみようと
シマノBR-M7120を買ってみたが合わせ目に違和感が!
なんか隙間がある
では分解して確認だ
割ってみると肝心な合わせ目にミーリリングミスが!
こんなんじゃオイル漏れの原因になるので使えない
シマノサポートに連絡して画像をシマノのFacebookに貼り付け確認させる
画像を確認してミスを認め新品に交換することになったが・・・
交換された物も整形が悪く前後の平行が出ていない
それが証拠に後ろの合わせ目が閉まりきらず塗装が中に入り込んでる
こんなんじゃ~らちがあかないのでシマノは使うのをやめることにした
リアのブレーキ台座を作る
定規用のキャリパー治具を使い台座の形をボール紙に書いてカット
その型紙を使ってそこらに落ちてた鉄板を削る
Tigで位置決め溶接してから
ガスでロウを合わせ目奥まで回します
余った部分を削って整形していきます
整形が終わり下地のサフェーサーを吹いて
台座の平行だしフェイシングです
フェイシングで凹んだ部分にワッシャーを入れて嵩上げしないとならないので
ワッシャのバリをオイルストーンで取り平行にします
ワッシャーを接着したら2液ウレタンブラックで塗装
乾いたらRD取り付け穴のネジに入った塗装を落とします
これでフレームのディスクブレーキ対応にさせることが出来た
そしてブレーキキャリパーはシマノがダメダメなので
HOPE RX4 キャリパー [Shimano]を選択これがシマノ油圧STIで引けるかが問題だが買ってみた
駆動系を整備していこう
チェーンをパーツクリーナー漬けにして汚れを落とします
普通の人はこれでから拭きして終わるんだろうけど気化熱で冷えたチェーン
リンクの中まで結露して濡れてるわけで錆の原因になるので常温になるまで
エアーで結露を吹き飛ばす
スプロケも綺麗に掃除します
トップ側の厚歯は旋盤でスペーサー部分を削り11速全て均等ピッチにしてあります
センタロンが無くなった9100には効果てきめん変速がスパスパ決まるようになります
ホイールにロータをチタンボルトで取り付け
ついでにセラミックベアリングの当たり調整もします
スプロケットを填めて完成
RDも分解清掃
プーリーのチェーンが刺さる方の歯の形状が入りやすくなるよう削ってあります
これでカシャカシャ音とチェーン抵抗が減らせます
KCNC中空A7075ボルトで組んでます
さ~て下準備ができたのでフレームにパーツを組んでいきましょう
カーボンディスクフォークを付けて行きます
もうヘットの平行出しは出来てるのでそのまま差し込み~
ヘッドパーツを組んだらハンドルポストを入れてヘッド調整。。。。
あ・・加圧するクリアランスが足りないじゃん
仕方が無い旋盤で1mmのスペーサー作って加圧出来るようにします
出来たスペーサーを入れてヘッドパーツ加圧
う~んちゃんとガタが無く組めました
今回組むのもBB30のセラミック
これがよく回るんです
BBシェルもタップとフェイスの平行出しはできてるので組んでいきます
ふつうの人は、そのままBBを組んじゃいますが
ネジにはガタがありそのおかげでネジがスルスル入っていく
でもネジのガタの分センターが狂う!
ならばΦ30mmの軸を入れて左右のBBを締め付けて
軸が軽く動くように組んでいきます
これでベアリングダイレクトマウントであってもクランクがスコン!と入り
ベアリングの軸寄れ抵抗を無くして軽く回るようになってます
チェーンリング側のクランク締め付け
反対側のリングを回しBBベアリングの当たり調整
これが出来ない馬鹿クランクがありウエ~ブワッシャーでごまかすシステムが大嫌い
このROTORは本当によく出来てます
RDを付けてFDを楕円のトップが切れに円を描くようにセット
暗黒FDブラケットがバッチリ決まるように削り出しで作られてるのが
凄い!トリムを使わなくてもインナー・トップ アウター・ローでもFDはチェーンを擦らないのだ!
折り畳み自転車のネック!フルアウターが大嫌いなのでアウター受けを作って
少しでもアウターの潰れによる変速性能が悪くならないようにします
ブルホーンハンドルを付けてワイヤーランの準備だ
ハンドル固定はクイック式では確りクランプ出来ないので面積がデカく面圧が確保出来るワッシャーを作り
クランプ レバー スレッド ラチェットで固定これでフルパワーでクランプすることが出来る
今回使うワイヤーはこれ
アウターの端面を平に削り引っ張りによるアウターの潰れを無くし抵抗を減らします
ワイヤーラインを優先させるのに今回もSTIバンドを使わない固定を選択
ブレーキ油圧ホースも作って通します
HOPE RX4 キャリパー用