全国デコトラ祭り レビュー …残念… | yosiのゲーマー日和

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月曜はゲーム以外の近況日記。
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アクションは苦手。RPG、テキスト系中心。

関連記事

全国デコトラ祭りサントラ紹介

 

全国デコトラ祭り~よさこい爆走音盤~/ゲーム・ミュージック

¥3,360

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視聴可能公式ページ

↑サビを聴けるので、よろしければ聴いてけれ。

サントラ紹介記事

↑水木のアニキのインタビュー付き。

 

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全国デコトラ祭り(特典無し) Wii
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全国デコトラ祭り公式サイト

 

僕はPSの頃からの、

デコトラシリーズのファン。

 

ただ、、

特に音楽が好きだったので、

今回はCDを先に買った。

で、そちらがかなり気に入ったので、

そのままゲーム本編を購入。

 

今回はその感想。

 

===========

 

デコトラシリーズに求めるものは、

人によってけっこう分かれるところなんだけど、

僕の場合、音楽と雰囲気。

 

そのため今作の評価は低くならざる負えない。

 

というわけで、

過去の作品との比較。

 

【キャラクターがいない】

 

残念な点その1.

「初代デコトラ伝説」、

同じスタッフが作った力作「芸術伝」

スタッフ再集結の「真爆走デコトラ伝説」

 

僕が遊んだのはこの3作なんだけど、

どのソフトもキャラクターが活き活きしていた。

 

(まぁ、殆どが

どうみても日本の著名俳優のパクリな人ばかりなんだが)

 

それはともかく、

キャラクターが全くいないって…。

やっぱり、寂しいよな…。

 

【風景がワンパターン】

 

残念な点その2。

 

今回の新作は一般道も走れ、

今までの作品と違い別のルートを選ぶことも出来る。

 

しかし。

 

よっぽど前の高速道路の方が、

風景にバリエーションがあったぞ…。

 

理由は簡単で、

「風景パターンを一つしか作ってない」

で、それをさまざまなルートより見ているだけに過ぎん。

 

いままでは本当に全国を旅してて、

時に富士山、田園風景、何度も続くトンネル等、

地域を感じさせる要素がいくつもあり、

旅情は充分感じさせるつくりだった。

 

今作は地名は全く発表されてない、

特にどことも説明してない市街地&高速道路。

 

曲は全国のさまざまな場所をイメージさせるものなのに、

肝心のレース自体は「どこともいえる無個性な市街地」


 

日本海の歌が流れていたら海を見たいし、

甲斐の歌だったら山の風景がみたい。

厳島の歌だったらやっぱりそれっぽい風景が欲しい。

 

なんかもう、残念。

全然全国じゃない。

一応夜はあるようで、それだけは評価できる。

 

【新要素の分岐点が完全に足かせ】

 

残念な点その3。

道に広がりは感じられるようになってる点は良かったけど…。 

 

そのおかげで、

間違えた道に行きクリア不能になることの多いこと…。

戻ることも出来ないし…。

 

レースに関係ないフリー走行モードがあれば、

このイライラもちょっとは改善されたと思う。

 

【渋滞による混雑、赤信号の強制停止】

 

残念な点その4。

入れんでいいよこんな要素!

本当、イライラするだけだってば!

 

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というわけで、

僕自身の今作の評価は低い。

 

ただ、デコトラシリーズには、

もう一つ売りがあってさ。

 

「トラックをデコレーションすること」

 

まあタイトルどおりなんだけど、

今作、この点については評判良いんだよね。

 

実際、かなりパーツも多いし、

書ける絵のバリエーションも多いし、

リモコンを駆使して絵を書けたりできるし

デコトラ会の巨匠がちゃんとプロデュースしてて、

前作に見劣りしないどころか良くなっている。

 

僕はデコレーションをオマケと扱っていたので、

これだけではそんなに高い評価は出来ないけどね。

 

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というわけで、

残念な出来。

 

でも、なぜこうなったのかは理解できる。

予算の問題だ。

 

もうそんなに売れてないデコトラシリーズ。

予算を掛けられない。

今回デコトラ伝説と言うタイトルじゃないのも、

商標持っているところの協力を得られなかったから。

(もしくは、その利用料も払えなかったから)

 

それでもシリーズを続けたければ、

取捨選択するしかない。

そして、「デコトラ」と「演歌」のこだわりを残して、

他は諦めたのだろう。

 

実際、この作品を作ってくれなかったら、

↓この名曲「ジパングの風」も聴けなかった。


【動画】全国デコトラ祭り リプレイ

また、このソフトを¥5500ほど払って買ったこと自体は、

全く後悔していない。

 

理由は、「CDに収録されてない演歌」を聴けたから。

 

・【勘介】 信越

歌:臼井正史

 

どうせCDの曲しかないんだろうと思ってた僕を、

驚愕させた「ゲーム本編でしか聴けない」演歌。

 

【山本勘介ここに立つ

~繰り返し~

 

軍師勘介ここに立つ

~繰り返し~


軍師勘介~

甲斐の大地に~

一人~立つ~!】

 

熱いサビが最高すぎる曲で、

早速録音した。

なぜゲーム内しか聴けないのだろうと思ったが、

どうやら、歌ってる臼井さんが本業が歌手の人ではないようだ。

 

よさこいソーラングループ【風林火山】の代表で

このグループは武田信玄ゆかりの地で、

奉納演舞を行ってるそうだ。

そうした縁で曲を提供したのか…。

 

すげぇ良い曲だった。

この曲が聴けてよかった。

 

・紅のバックファイヤー 湘南(?)

歌:RIKI

 

こちらも上記サントラCDに収録されてない曲。

ただし、一曲でシングルになってる。

 

紅のバックファイヤー(DVD付)/RIKI

¥1,529

Amazon.co.jp

 

夏をイメージさせる歌詞が特徴的。

視聴可能公式サイト

↑4月現在サビの一部を聴ける。

いきなり音声が流れるので注意。

 

今作のイメージソングの一つ。

 

まぁまぁの曲。

まぁ竹内力さんは本業俳優だし。

あまり語ることはない。

 

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というわけで、

もしかするとまだ他の曲があるかもしれないので、

ゲーム本編をもう少し続ける。

 

ただ、イライラするし風景がワンパターンなので、

一度クリアしたらもう遊ばないと思う。

そんな色々残念なゲーム。