ひまわりが揺れていた あの夏の夢を見た

手を伸ばす 君がそこに立っていた

 

誰にも許されない 恋をしていた

儚くて 切なくて  手首の傷

 

窓を揺らす風は今年も夏の予感

 

Ah 思い出は眩しすぎて遠い夏

Ah いまでも君がそこにいるようで

振り向いた初夏の朝

 

ジャック・ケルアックの小説

胸ポケットに忍ばせ

改札で君を待った二十歳の俺

 

若さのナイフで傷つけた 自分さえも

 

Ah 想い出は時を止めた遠い夏

Ah 激しくお互いを求めあった 

壊れるほど

 

Ah 俺たちは永遠など信じない

Ah 今でも君がそこにいるようで

振り向いた初夏の朝