文房具好きに刺さるバレットジャーナル
刺さるんですよ。
ああいうキラキラノート術には憧れませんか?
ああいうキラキラノート術には憧れませんか?
紙とペン好きにはものすごくアピールしてくるんです。
あー、カッコいい
色んな文房具ツールを駆使して
素敵なキラキラ紙面が作れるメソッドだよね。
バレットジャーナルって。
そう思ってたんです。
今日までは。
先ずはこれ
バレットジャーナルっていうのは、
KOKUYOステーショナリーのサイトから引用しますと
バレットジャーナルでは、「ラピッドロギング(迅速な記録法)」と呼ばれる記述方法を使いますが、これはつまり、中点(・)を使った箇条書きのこと。
英語で中点(・)をあらわすBulletを使い、月の予定(マンスリーログ)、週の予定(ウィークリーログ)、日の予定(デイリーログ)などを箇条書きに記録することで思考の整理ができ、各タスクの進捗状況の管理もできるので計画的に行動できるようになります。
この箇条書きを使うことで素早い記述を可能にしていることや、1冊のノートですべて管理できることが特徴になっています。
だそうです。
ところが更に読んでみると
バレットジャーナルとは、アメリカ人のデジタル製品デザイナー、ライダー・キャロル(Ryder Carroll)氏が考案した手帳術のこと。
ライダー氏には学習障害があり、集中力が続かないという悩みから、このバレットジャーナルが生まれました。
ですってよ。
以下が引用したKOKUYOステーショナリーのサイトです
って思いませんでした?
ワタクシは思いました。
これ、 元々ADDの人が取っ散らかった頭の中を整理するために編み出したメソッドという触れ込みなんですよ。
で、問うんですが、あの美々しいノートって注意力散漫な人でも作れるものなんですか。
しっかりやれているなら、学習障害は克服してますよね。
ええとあの、さらに言うと、そういう特性を持ってる場合、ワタクシあるあるのこんな事は起こらないのでしょうか?
以下↓
1.ノートを持ち歩いているうちにノートがどこに行ったかわからなくなる、もしくは決まった場所にノートを置いておくのだが置いてあるだけで安心して手に取らなくなる。
2.最初、色分けとかわくわくして決めるんだけれども、書きたい時に最初に決めた使いたいペンとかそれ用のテンプレートやフレークシール、ハンコとかスタンプ台がすぐに手元に出せないことでヤル気が減退し、フェードアウトする。
3.書いているうちに行やページが足りなくなって全然関係ないページに続きをずらずら書いてしまったり、数日間ノートを放置していて日が開きすぎたりして内容がちぐはぐになって、はあああ、自分って駄目人間だよって感じて結果続かない。
4.バレットジャーナルを書くためのアラームがスマホから毎日決まった時間に大音量で流れるがあと30分とか言って結局ノートの在処を見ただけで終わる。もしくはバレットジャーナルを書く!と紙や付箋に書いてあちこち貼っておくといった事態に陥る。
5.決めたペンを別の用途で使って戻さないのでその辺にあったペンで書くことになり、書いてる時に統一感ゼロやんかって思いついて、次回から書く気力が減退する 。
6.あまりきれいに文字が書けない日があって、丁寧に書いているのに文字が決まらないので書きたくなくなる。更に字の大きさが日によってまちまちになりがちでなんだか汚くてやる気失せる。
7.ノートが新品なのに、いきなり最初の文字やカレンダーの月を間違って書いてしまい、なんかもうねって気持ちになる
8.書いただけで満足し、書きっぱなしで読み返さない
ってどうですか?
なりませんか。
ワタクシには傾向はあっても特性はない(と信じたい)んですけど、以上並べた問題は小さな頃から大なり小なりずっとつきまとっていて、それが[こうすればわかりやすくなる][こうすれば見やすくなる][スッキリ整頓された]ノート術をしようとしても最初のところで躓いて、ノート術の会得をことごとく阻害してきたんです。
特に上記の2・3・5・6・7が起こりがち。
5の書く気減退はほぼないんですが、6が超あるある。
統一感っていうものはワタクシのスキルにはない、ついでに色のバランス感覚やらハイセンスな配置なんてのもないので、結果ノート術であるバレットジャーナルの目的を果たせないんです。
そういう事は学習障害とかとは関係ないんだろうか?
ワタクシがやったとして、お世辞であっても、きれいにまとまってますよって評価は誰もしないと思うんですけど。
現に植物日記をやってるんですが、いつ何を買ったとか何を植えたとか胴切りしたとか書いているだけなのに、
毎回記事を書くところが足りなくなる問題と、
何かしらん文字がやさぐれてしまう問題とが発生し、
使ってるボールペンのトラブルも頻繁に起こるので、
植物名札用の油性マジックを使って紙を裏抜けさせたり芯ホルダー鉛筆書きで潰れてわからん字になったりして、最早自分でさえ後で読めんあかん状態。
とてもじゃないけど平安貴族の日記のように人に見せる用途には使えません。
ということで、いまだにノート迷子。
その植物日記には、以前は百均のスケジュールノート今は無印良品の期間が過ぎて半額になっていた百均の倍ページがあるスケジュールノートを使っているんですが。
すぐに書く欄が足りなくなる問題が起こるのはそういう出来あいのノートを使っているからではないか?
あらかじめ日付が書いてある利点は捨てても、バレットジャーナルのように何も制限のないノートを使うのがいいんじゃないかって思ったんですけどね。
でも、自分が作ってもバレットジャーナルにはならないよね。
絶対にならないよね。
なっても続かないと思う。
何回、似たような物を作ろうとした?
って思うんです。
って思うんです。
更に、
・使うと決めた万年筆をいきなり落としてニブを曲げてしまったり、買ったゲルインクボールペンが3日でインク詰まりして使えなくなってしまう筆記用具トラブル
・まだ新しいノートに普段使っている筆ペンの墨がべったりつく、ノートを水中に落とすか虫が入り込んで潰れて死んでいたりで買い替えやページを排除する羽目になる、価格シールが上手くはがれずノートの表紙がはがれてしまうヤル気ダウンなどのノートトラブル
・書こうと決めたその日の晩に飲み会が入って帰ってやろうと思っても酔っぱらっていて書けず、次の日は襟巻きが布団に粗相をした対応でバタバタしてへとへと、翌日はややこしい電話がかかってきて相手が切ってくれないなどという色んな気を逸らすイベントが発生して、結局ノートを買って表紙を書いただけで終わってしまうトラブル
などといった試練にぶちあたるんですよねえ。
ワタクシに起こるこういう事態はもう、様式美とかつきものなんだから、起きても致し方なし!目標に向かって突き進め!障害は瑣末事・なかった事にしてしてなぎ倒せって事になってしまってますけど。
(そういう事があっても構わずやってしまう強い意思を持つの大事)
何が言いたいかというと、バレットジャーナルなど作れる人は元々きちんとしてたりノートを取るのが得意だったり、コンディションが安定してたりといった几帳面なムラのない性格の人であって、
ヤル気はあってもすぐにものをなくしたりその辺にあるものを使ってしまう、気分のムラが激しくて文字が安定しない、形式を守るのが苦手なワタクシのような者には
無理でない?
って思いました。
あんな見本みたいな素敵なノートづくりなんて、大雑把で字があらましで書くことが枠内に収まらず訂正が非常に多くて筆記用具がいつも変わってしまうワタクシのような者には夢見るだけの幻想っすよるるるる~
それに見本は絶対に一発書きじゃないでしょう?
書き散らかしメモから拾ってきて、清書ノートの清書で見せノートを作ってますよね。
ワタクシは清書ノートを作るのが困難なんです。
だいたい、文字が罫線どおりにまっすぐ書けないのに何が清書よって話になるんです。
学生の時から散々っぱらノート術を見て、いちいち挫折してきたワタクシですよ。
嘘やろって?
だってこれですよ?
ね?
わははははーっしょ。
そうそう、ああいうのはさー
このやり方に従いさえすれば・・・
今は忙しくて余裕がないけれど買って読んで、これなら何時でも恋人が出来ると思って満足してしまい全然行動しなかったので結局学生時代に恋人のコの字もなかったっていう、国立大学理系の男子学生が買って読んでいた恋愛マニュアル本の商売
みたいなものだと思うんですよ。
思いません?
今の若い子達は恋愛マニュアルなんて読まないでしょうけど、 昔はこうすればナンパに成功するとか、合コンマニュアルみたいな新書版のポンチ本が結構出てたんですわ。
それ。
これさ、言うちゃほぼ日手帳のもうちょっとくだけた版。
アナタ、ほぼ日使いこなせました?
ワタクシは脱落しましたよ。
ええ、そもそもワタクシはトモエリバーが無理でした。
トモエリバーが苦手ならツバメフールス紙を使えば良いんじゃないですか?
根本的に、ああいうキッチリノートってのは
きちんと仕事ができる優等生のものだよね
だから憧れて素敵〜ってなるんだよって。
ワタクシはそう思いました。
あと、キャッチフレーズの
誰にでも出来る
むしろ今まで出来なかった人に向いている
って文言に騙されるな!
カモられるだけだよね。
って話でっす。
出来る人は既に何かしらやっていて、纏まって見目も美しいノート作ってますよ。
ってね。
きっちり出来る自信がある人は、これが出来たら達成感もあるでしょうし、色々ツールを準備して、素敵なノートと筆記用具を用意して取り組む価値があると思います。