Ryuken's Bar

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尺八演奏家 吉岡龍見のブログです。

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前回のブログでは、横山勝也師に入門までを書きましたが、今回は入門後の事を書きます。
入門して師には手ほどきから教わりました。尺八の持ち方、唇の当て方、一つ一つを教えていただきました。ある程度音が出るようになってから、外曲(尺八の曲で、虚無僧が吹いていた本来の曲を「本曲」、三絃-箏等との合奏曲を「外曲」と呼びます。)の曲の稽古に移りました。
最初の曲は「六段の調」、次に「千鳥の曲」でした。普通の方でしたら初めて耳にする曲だと思うのですが、以前書いたように、母が箏曲家でしたので全て耳馴染みの曲で、音が分かれば後は手順を理解すれば何とかこなすことが出来ました。
何曲か進んでから、師匠は、「此れからの稽古は、週3曲覚えてきなさい。」と言われました。そのペースで「外曲」をなんとかマスターしました。大学入学もあったのですが学生時代にほとんどの「外曲」を終わらせました。大学時代は自宅から尺八箏曲研究会部室の行き来がほとんどで、学業はそっちのけの学生時代でした。
在学中にNHK邦楽技能者育成会に行き、また、新たな道が開けました。それは、NHK邦楽技能者育成会の講師であった先生方との出会いでした。邦楽史を教えて頂いた「上参郷祐康」先生は、お酒を飲みながら人生論を交わした憶えがあります。その後、先生には私の結婚式の仲人役を引き受けて頂いた人生の大先輩です。
また、音楽実技を指導して頂いた「藤井凡大」先生には、様々な事を教わりました。指揮法、作曲法等、音楽実技に関わる様々な事を教わりました。私も以前よりクラシックが好きで、色々な指揮者、楽団のコンサートへ行ってました。育成会の初めの頃だったと思うのですが、NHKホールでのロンドン交響楽団の公演で、バッタリと凡大先生とお会いしました。凡大先生もビックリされていました。その後NHKで先生とお会いしたときに、少し親しくなった気がしました。
私の理想としている指揮者は、今は亡きセルジュ-チェリビダッケですが、凡大先生との酒の席で、クラシックの話から、指揮者の話になり、私がチェリビダッケの話をした時、先生は「邦楽をやっている人でチェリビダッケを知っているのは珍しい。」と言われました。実は私は、チェリビダッケのCDは海賊版を含めかなり持っています。日本で行われたチェリビダッケの公演には、なるべく行くようにしていました。その後、池袋の芸術劇場で行われたミュンヘン-フィルのチェリビダッケ指揮の公演の際に、凡大先生の計らいで凡大先生とともにマエストロ-チェリビダッケに対面することが出来ました。感激でした。
チェリビダッケの音楽精神は、私の音楽活動の一部を形作っていると言っても過言ではないと思います。
この次は、「海童道道祖との出会い」を書きたいと思います。

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