「赤い羽根共同募金」のテーマを思いついたのには2つの理由があります。

 

1つは、何年か前から気になっていたことで、この募金活動が開始される10月1日には、何故かNHKのアナウンサーは、一様に襟等に赤い羽根を付けているのに対し、民放のアナウンサーは、私の見る限り誰もつけていませんでした。

 

もう1つは、今年、偶々テレビで国会中継を見たところ、答弁側の安倍総理以下の方々は、全員赤い羽根を付けているのに対し、質問側の議員(与野党とも)はつけていませんでした。

 

赤い羽根を付けるか否か(募金をするか否か)は、個人の自由とは言え、このように見事に分かれた姿を見ると、この募金活動に対する社会的評価が感じ取れます。

 

以前には、街頭に立つ子供たちの「おねがいしま~す」の声や姿が可愛らしくもあり募金していましたが、勉学の関係もあってか最近はその姿を見なくなり、街頭募金活動自体が下火になっているように感じられます。

 

もっとも、昨年の札幌市の例を見ると9,300万円弱の募金があったようですから、それ自体は評価できますが、他方、その4分の1弱の約2,100万円が広報や募金活動に使われている点には疑問が残ります。

 

そもそも、赤い羽根共同募金は、1947年(昭和22年)に市民が主体の民間運動としてスタートし、戦争で被災した福祉施設の支援を中心にした活動でしたが、日本社会の復興に伴って活動目的は地域福祉の推進へと変更されました。

しかも、最近は、全国各地で大規模自然災害が発生していますし、募金活動の目的や方法も多様化してきましたから、「赤い羽根共同募金」についても、時代に合ったものへと見直しを検討すべき段階にあるような気もします。