茨城県日立市伊師浜(鵜の岬)に、今も、全国12ヵ所で行われる鵜飼に使う海鵜の日本唯一の狩猟場があります。

海鵜は、春に北へ、秋に南へと移動する渡り鳥で、その移動期に合わせて、年2回捕獲が行われています。

1300年の歴史を持つ鵜飼には、鵜匠自ら川に入る徒歩鵜飼と、船から操るつなぎ鵜匠とがありますが、徒歩鵜飼は、山梨石和の笛吹川と日立の十王川だけで、一般に知られているのは、岐阜県長良川等のつなぎ鵜飼でしょう。

 

いずれにせよ、鵜がいなくては成り立たない風物詩ですから「鵜の岬」での鵜狩りは貴重な漁法と言えますし、また、ユニークで一見の価値はあると思います。

 

まず、断崖に丸太とこもで造った小屋(鳥屋とや)を設置して、その前にオトリの鵜を5羽ぐらいつなぎ、渡りの鵜がこれを見て安心して、羽休めのため降りてきて、鳥屋に近づくのをこもに空けた小さな穴で見ながらジッと待ち、近づいた瞬間こもの下の隙間からさし出したカキ棒を

鵜の足にひっかけて鳥屋の中に引きずりこむというもので、してやったりというところでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                                              

 

 

以前には、トリモチを使った猟もあったようですが、鵜の羽を痛めるということで今はカキ棒一本に絞られたとのことです。

 

平成4年に、日立市がこの海鵜捕獲技術を文化技法に認めたことから、公的に認められた狩猟法となっています。

 

なお、見学者は、トンネルを通って鳥屋まで安全に行くことができます。

 

 

 

 

 

   (公営国民宿舎 鵜の岬さんHPよりお借りしました)