心の花嫁学校マリアージュスクールの斎藤芳乃です。
私たちの潜在意識は、必ず不幸の原因を持っているため、その原因を突き止め、今までとは違う行動・発言・思考パターンをすることによって、
その瞬間に引き合っている現実が変わっていくんですね。
結果、相手の態度が変わったり、別れた彼から連絡が来たり、周囲の人が突然優しくなったり、素晴らしい条件の職場が見つかって就職出来たりなど…
心の変化に比例する形で、周囲や現実も変化していきます。
マリアージュスクールでは、この「現実が変わる体験」をしてくださった皆さんからたくさんの体験談をお聞かせいただいていますが、都度、皆さんが、「ブログとまったく同じプロセスになっていてビックリした」と言ってくださったのが印象的です。
それでは今回は、「一瞬で人生の引き寄せを変える方法」についてお伝えしていきたいと思います。
こちらのブログでも、いつもお伝えさせていただいていますが、私たちの現実は、私たちが潜在意識で思い描いているとおりのことを「現実化」しています。
例えば、もしも自分のことを「私は人を傷つけるような悪い人間だから、愛される資格なんてない」と思っていれば、その通り、「人から嫌われる、親密になれない」という現実を引き起こしますし、
あるいは、自分のことを「私はどうせ誰からも愛されない、無視される人間なんだ」と思っていれば、本当に他者から無視されたり尊重されない、という現実が起きています。
こうした自分自身の思い込みや信念、自分に対するレッテルというのは、必ず過去に周囲の人間から与えられたものです。
だからこそ、本人には何も罪がないのですが、それでもいつのまにか潜在意識は、周囲からマイナスの情報を繰り返し与えられることによって、「私は周囲が言っているようなダメ人間だ」ということを強く信じ込むようになります。
そして、
◎私はダメな人間だから、意見を持ってはいけない⇒だから言わない
◎私はダメな人間だから、どうせ何をやっても無駄だ⇒だから何もしない
◎私はダメな人間だから、どうせ人から粗末に扱われても当然⇒だから犠牲になる、犠牲になっても受け容れる
◎私はダメな人間だから、自分を綺麗に磨いてはいけない⇒だからおしゃれもせず、女性としての自分に自信を持てない
というように、
他者から与えられた「マイナスの自分」として生きてしまい、本当にやりたいこともできず、自分を表現することもできず、自分を愛することもできず、いつも他者の影に隠れたり、我慢ばかりを選択してしまう、というような人生を送ってしまうんですね。
また、こうした自分への否定的な感情に基づくフラストレーションは、いつのまにか他人への恨みや攻撃となって、
必要な時にコミュニケーションをとらず後から感情を爆発させたり、我慢して我慢して、どうしようもなくなった後に不満をぶつけるなど…より人との関係性をこじらせてしまいます。
時には、自分自身が自分を肯定しないからこそ、自信がなく、それによって他人と比較して自分を否定し、自分で勝手に枠組みを作り、その中で苦しみ、何も自分の思い通りに行動できない…ということも起きてしまいます。
その結果、人が嫌いになり、自分が嫌いになり、「私なんてどうせ愛されないんだわ」という思い込みを強化してしまう、というマイナスのサイクルが生まれてしまうんですね。
こういった人間関係のマイナスパターンは、実はすべて「適切に表現していないこと」から起きています。
そして、なぜ「適切な表現」ができないかというと、これが上記の「他者から植え付けられてきたマイナスのパターンが刷り込まれている」からなんですね。
つまり、もしも自分自身が、他人から否定されることなく、両親からとても可愛がられ、愛され、肯定され、大切にされて育ったとします。
すると、自分の中で、「私はダメな人間だ」とか、「どうせ私は愛されない」という発想が最初から生まれないので、それに伴う発言や行動も起こさないんですね。
例えば、とても両親から尊重され、いつも自分が頑張っていることを認めてもらい、必要な時には励ましてもらったり、悩みを聞いてもらったりしながら育った女性がいます。
彼女の中では、
◎私は人に話を聞いてもらえる人間だ⇒だからきちんと伝えてみよう
◎私は自分の弱い部分を見せても大丈夫だ⇒だから弱音を話してみよう
◎努力をすれば、結果とは関係なく認めてくれる人がいる⇒だから頑張ってやりたいことをやってみたい
◎話をしてもきちんと受け止めてもらえる⇒だから話にくいことでも相手に聞いてみよう
というように、肯定的な想いと共に、それと比例する発言・行動が自然に出来ているんですね。
外見が美しくても、我慢して不適切な男性の犠牲になってしまう女性もいますし、反対に、女優さんのように美人ではなくても、人から好かれて大切にされる女性も存在しています。
これは、こうした「自分の中に思い描いている信念や価値観が違う」からこそ、それがその人の発言や行動に現れ、美人であっても粗末にされたり、美人ではなくても愛される人間関係を創れる、という現実につながっていくのです。
だからこそ大切なことは、
◎あなた自身が過去の誰の基準で物事を判断しているか？
◎過去の誰の判断を基準にして、自分自身をどう見なしてしまっているか？
このふたつに気づくことが重要です。
過去、あなたが誰かに酷いことを言われて、もしもその人の言ったことにいまだに支配されているとしたら…
あなたはその後の人生を、その人の言ったとおり、「ダメな自分」であったり、「可愛くない自分」であったり、相手が否定してきたそのままの自分で生きることになります。
逆に、もしもあなたが過去、あなたに対して素晴らしいことを言ってくれた人の意見を採用できるならば…
あなたはその後の人生を、その人が言ってくれたとおりの、「素晴らしい」「価値ある自分」として生きられるようになるんですね。
つまり、あなたが
◎過去、あなたに対して、素晴らしい評価をしてくれた人を基準として生きる
という選択ができれば、その瞬間に、あなたはダメな自分から、素晴らしい価値ある自分へと変わることができるのです。
価値観とは、決して絶対的なものではありません。
人それぞれ、視点や見方が変わることによって、都度、変化していくものです。
美しい色とりどりの花を「素晴らしい生命だ」と愛する人もいますし、反対に、「花なんて咲いてても意味ないじゃん、食べられないし」と無視する人もいます。
そう、あなたが人生のどの部分を切り取るかによって、あなたの人生は劇的に変わってしまうんですね。
あなたを過去に肯定してくれた人、例えたった一度であっても、褒めてくれた人は誰ですか？
その人の意見を否定して、自分を否定する人の意見を採用してしまうのではなく、常に心を「自分に与えられた愛」や、「自分に与えられた肯定」に開いていましょう。
否定的な意見をわざわざ聞き、相手の奴隷になってしまう必要はありません。
この世界には無限の価値観が存在していて、そして、そのどの価値を切り取って採用しても自由なのです。
あなたがあなたを素晴らしいと言ってくれる人の意見を採用できれば、あなたは自分の可能性を認め、自分を信頼しながら、素晴らしい人生を歩むことができるでしょう。
反対に、もし自分に対して否定的な意見を与える人の言いなりになってしまえば、ずっと自分のことを否定し、虐待し続けながら生きることになるかもしれません。
私たちが何を選択したか、その瞬間に、人生の方向性も、自分自身のセルフイメージも、一瞬で書きかわっていきます。
私たちは、「選択する自由」という素晴らしい権利を持っています。
ぜひ、ご自身のために、あなたの人生を「与えられた愛」や、「与えられた素晴らしい価値」に開いてあげてくださいね。
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