迂遠な偽論 -4ページ目

ラーメン

好きなラーメン ブログネタ:好きなラーメン 参加中

私は派!

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塩ラーメン好きですね。

っていうか、ラーメンの王道=こってり系とんこつっていうのに腹立ちます。

天下一品も選べるならあっさりですし。

あと、「らーめん」とか「ら~麺」みたいな書き方も嫌いっす。

がんこラーメン18代目行きたい

うわさのしわざ

10日の夜に、大人計画の「ふくすけ」みにいったので、感想文を。

後、14年前の作品で公演も数度されているので、古典として、ネタバレなど気にせずに書いていきます。

何とも表現しにくい、人間が持つ普遍的な異常さをひしひしと感じました。吃音でなやむヒデイチ、奇形児フクスケ、盲のサカエ、人の暗部にしか興味を持てないタムラに、利己的で歪んだ愛をもつコオロギ。そして、躁鬱のマスにどこか陰のある三姉妹、奇形を偏愛するミスミ。彼らは、「普通」とは違う。そしてその「普通」について、暗に考えさせられる。標本通りの体つきをして、隣の人と同じ常識・価値観を持ち、すべての臓器が正常に動くことが「普通」なんだろうか。些細なことを水に流すことが出来たり、怪しい宗教に浸らなかったりすることが「普通」なんだろうか。
 唯一、「普通」に見えるフタバも、仕事の反動からなのか純愛を妄信しているし、自殺をしようとしたことが暗に示されていて。
 僕には、このお話を少ししか最初は理解できなかった。少しも、と言った方がいいかもしれない。そして、パンフレットで「この物語は、生まれる不自由さへの怒りで書いた。」という旨を感じて、少し、このお話のなかへ足を踏み入れられたのかなと。
 その中で、最初、それでもこの話は後天的な物への怒りじゃないか、としか思えなかった。でも、動物は生まれるタイミングも環境も自分の体も選べない。そう思うと、やはり後天的に生まれたものも、生まれる不自由さ故なんだなと、そう思うようになりました。フクスケは、その見かけ故、誰からも「人」として愛されることが無くって、だから、些細な愛にひどく怯えて、愛の行きつく先、もしくは全くの無愛を求める。愛されることに興味はある。愛をすごく欲してるのに、それを全く知らないからこそ、物としての価値しか求めないところを転々とする。サカエは、目が見えないから拾われた先からも捨てられ、目が見えないからコオロギしか知らずに、彼だけを愛することしかできない。一方で、最初に自分を捨てたコズマ三姉妹を許せない。ミスミは自分の欲を満たしきれるところに生まれたがために、愛する奇形児に人生を狂わされてしまう。
 本当の幸せとはなんなのか。生まれに左右されてしまっていないか?自分の生まれた状況や状態で、幸せへのハードルを変動させてないか?貧乏な自分の、今感じている「幸せ」は、裕福になっても感じられるのか。もしそうなら、幸せってやつは危険じゃないか。コオロギがこう言う「まず、俺が幸せってやっつは安全かどうか確かめてやる。それで安全ならお前も幸せにしてやる。」「順番ってのはなんにでもある。幸せになるのもそう。俺が先で(盲目の)お前は後。これが平等なんだよ」
 さっきのセリフが、一番胸に残っているんです。この、差別的言い回しがずっと。たぶん、コオロギっていうのは、ある意味で純人間的なんだと思います。愛はある。でも、それよりも自分を優先したいっていう意味で。だから、彼に僕は惹かれたんだと思います。人の醜い心を寄せ合集められてしまった彼に自分の汚いところを重ねつつ、汚れきれないところは彼に憧れていく。
 正直、最後は風呂敷が畳み切れていないんじゃないかなとも思いました。最後、どう畳むのかは見る人次第にしたいのかもしれない。でも、最後の同窓会のシーンで、人の醜悪さとか、怨念の深さとか、それを一気にみせられて気分は一気に沈みました。そして、それは全く後を引かない。
 最後のシーンで、復讐を果たすヒデイチはとても朗らかだった。それは、彼のこれまでの鬱蒼とした日々を考えると仕方ないのかもしれない。幼少期は苛められ、大人になれば妻で遊ばれた恨みは並の物じゃないのでしょう。しかし、ヒデイチが最初、吃音にならなければ彼はこんな復讐で幸せを感じるほど、それへのハードルが低くなることはなかったんだと思いながら、ヒデイチ・マス夫妻と息子フクスケ、そこになぜかフタバが入った「幸せな家庭」の笑い声が頭のなかに響きました

何かを批評したいざかりですが

なんも、起きない。

なんも、見つけれない。

なにか、教えてください。


後、13日の朝から東京にいるんで、なにかおすすめあれば言ってください。

行ってきます。行ける限りは。

とりあえず、新宿バルト9にはちらっと行こうと思いますが。