今回は
Effect of Acupuncture vs Sham Acupuncture on Patients
With Poststroke Motor Aphasia A Randomized Clinical Trial
~脳卒中後の運動失語症患者に対する鍼治療と 偽鍼治療の効果:無作為化臨床試験~
というタイトルです
本論文中では
”脳卒中の約3分の1が急性期に失語を経験し、
発症後1年経過した時点でも61%が失語を維持している。”
と記載されており。
高頻度にみられる症状であることが伺えます。
論文の概要は
(介入群)
急性期の脳卒中後に失語症を発症している患者さんに
6週間連続で30回(週5回、6週間)の鍼治療を行い
言語訓練と従来の治療を併用したグループと
(Sham群)
ツボの位置をずらして浅く鍼をした以外は
介入群と同じ治療を併用したグループ
上記の2つのグループに対して
複数の評価方法を用いて
治療終了後と発症6カ月後の
効果を比較・検討したものでした
結果は
介入群の方で効果が高く
発症6か月後も回復の程度が良かったようです
今回の研究は中国でおこなわれており
入院中に病院内で鍼治療を受けやすい環境であることから
今回の研究で、より多く鍼治療がおこなわれるようになると思われます
日本では入院中に鍼治療を
おこなう施設は多くありません
そのため
鍼治療を受けるタイミングは
退院後になるかと思います
今後は
慢性期の失語症に対しても
同じように鍼治療の効果を
研究して欲しい、と願っています
とは言え
脳卒中後の失語症に対する
多施設での大規模な研究は
大変重要で価値のある文献と思います