梅の日~梅干しの作り方 | 農業生産法人(株)ヨシムラファームの 農業日記

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農業王国和歌山県で、資源循環農法による安心安全で美味しい野菜果物を作る、農業生産法人株式会社ヨシムラファームのスタッフブログです。

和歌山は、梅の生産量が日本一の県です。

本日、6月6日は「梅の日」なんだそうです。

「オーメンの日」ばかりではなかったのですね(わかる人だけわかって下さい^_^;)

梅干しはいつ漬けるの?「今でしょ」ということで、今日は梅干しの漬け方をご紹介いたします。

【材料】

天然塩
35度の焼酎

【道具】
ザル(梅は金気を嫌いますが、ステンレス製は可)
ボウル(焼酎で梅を洗う際に使います)
容器(ビンやホーロー製がお勧めですがプラスチック製も可)
キッチンペーパー
重し(梅の量の2倍の重さ)


梅雨の今頃、和歌山のスーパーでは写真のような青梅が店頭に並びはじめます。

青梅


本当は、熟したものがいいのですが、このような青梅の時は2、3日、段ボール箱に入れて黄色く熟すまで待ちます。置いておくと甘酸っぱい良い香りが部屋のなかに漂ってきます。

これぐらいに色づいてきたら、漬け頃です。
アクを抜くために一晩水にさらしておきます(8時間程度)

熟した梅


ヘタを竹串や爪楊枝で丁寧にとって、水分を拭き取ります。(この時、梅を傷つけたり、水分が残るとカビの原因になります。)

梅の重さの11%の天然塩を使って塩漬けにします。(天然の塩の方が味がマイルドになります。)

梅が1キロなら、塩は110グラムです。この11%が低塩分でカビが生えにくいギリギリの濃度です。ご家庭では1キロから4キロぐらいまでが漬けやすい量だと思います。

35度の焼酎で梅を洗い、容器、重しなどはすべて焼酎を含ませたキッチンペーパーでふいて消毒します。

梅の塩漬

容器に入れて、梅の2倍の重しをして梅酢が上がってくるのを待ちます。

梅雨が明けたら、天日干しです


晴れた日に3日3晩干します。
途中裏返して、反対側もお日様に当てます。
この時、漬けていた梅酢も、1日だけ外に出して日光に当てます。

梅の天日干し

こうして、梅を梅酢に戻します。
漬けて半年後ぐらいから、食べられるようになります。

こちらは、塩だけで漬ける昔ながらの、「白干(しらぼし)」という漬け方です。
シソを使わないので、その分手間が省け、自分で漬けてみたら意外と簡単です。

皆さまもよろしかったら、手作りの梅干しをお作りになってみませんか(*^_^*)