農業実習~にんにく畑のマルチともみ殻敷き | 農業生産法人(株)ヨシムラファームの 農業日記

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農業王国和歌山県で、資源循環農法による安心安全で美味しい野菜果物を作る、農業生産法人株式会社ヨシムラファームのスタッフブログです。

二十四節季のうち、冬の始まりとされる「立冬」の今日は、最低温度13度と平均気温より3度も高い暖かい朝となりました。


さて、今日も農業実習が始まります。
にんにく畑に、「マルチ」と呼ばれる黒いビニールを敷く作業です。

 


マルチを敷く理由として、一般的に

 保温性を保つ
 保水性を保つ
 雑草が生えるのを防ぐ
 葉物野菜に土がかかるのを防ぐ

などの理由があります。

弊社のにんにくは青森産の寒冷地用の種のため、温暖な和歌山では保温性を保つ必要はありません。

ですので、の雑草を防ぐためにマルチを敷きます。
本来ならば、にんにく以外のところ全部をすっぽりマルチで覆いたいところですが、そうすると地熱が上がってしまい、にんにく栽培には不向きです。

そこで苦肉の策、せめて横の部分だけでも、とマルチを敷きます。

  


写真を見てお気づきになられたでしょうか?
実はこの青々とした葉っぱは、ほとんど雑草なのです

これから、生えてきたにんにくを残して手作業で雑草を抜いていきます。端から端まで抜き終わった頃には、また元のところに新しい雑草が芽をふきだします


弊社で使用しているリサイクル用土、「ばいおさんど」は肥沃なため雑草が生えるのも旺盛です。



そして、こちらが雑草を抜いてきれいになったにんにく畑です。
写真の右側の白っぽく見えるものは、もみ殻です。
マルチよりも通気性がよく、多少なりとも雑草が生えるのを防いでくれます。

 


敷いたもみ殻を、手でならしてくれています。

 


ですが、雑草は悪いところばかりではありません。
上の写真の右側にある雑草は不必要に抜かず、あえて残しておきます。

以前こちらのブログに書かせていただいた、「ヨトウムシ」のゴハンになるからです。全部抜いてしまうと、にんにくの葉を食べにきてしまいます。
雑草といえども、全てが悪いわけではありません。ちゃんと役にたってくれています


毎日新しいことの連続で、今日もお疲れさまでした。
とても助かっています<m(__)m>

ありがとうございました(*^_^*)