たとえ小さくても、緑のヘタをピンと上に張り、成長するその姿に凛とした美しさを感じます。
アメリカの大リーグで行われていた、プレーオフのリーグ優勝決定シリーズで、イチローの所属するヤンキースが４連敗しシリーズを終えました。
イチローの言葉です。
「悔しい思いしかないです。ただ、こういう気持ちは久しく味わっていなかった。いろんな時間を与えてくれて、最後は負けてしまいましたけど、本来持っている気持ちを思い出させてもらって、感謝の気持ちしかないですね。」
１１年所属したマリナーズでは、優勝争いから脱落するも自己研さんに励み安打を量産して個人技を見せれば、“自己中心的”と言われるなど思わぬ波風も立ちました。
一昨年９月に１０年連続２００安打を達成した時には、塁上で「喜んでいいのか分からなかった」と戸惑ったような顔をされていたそうです。
また、「マリナーズでプレーしていてすごく孤独になる時間が多かったが、それと闘ってきたことは確実に自分の力になっていたと思う」とも話されています。
“孤高の天才打者”イチローは、悔しい気持ちをバネに努力を重ね、これからも自分との闘いを続けていくでしょう。