アフリカウシガエルのお父さんは、“超育メン”で24時間子供のオタマジャクシを見守ります。
同じ場所にいて子供たちのエサがなくならないように、お父さんガエルが移動します。
そうすると、子供たちが後ろをついていきます。千匹ほどいる黒いオタマジャクシのかたまりが後をついていく様子は圧巻でした。
時には、水を飲みに来た牛に子供たちが踏まれないように牛の顔に体当たりして追い払ったり、コモンブラウンウォータースネークという天敵のヘビに噛みついて食べてしまうことも
ワイルドだぜ~
強い日差しが照りつけるある暑い日のこと、ウシガエル親子に緊急事態が発生です

水たまりが蒸発してしまい、浅瀬にいる子供たちが小さなくぼみに閉じ込められてしまいました。もう少しで干上がってしまいます。
お父さんがかけつけます。
大きな水たまりに歩きだし、足を動かし始めました。
どうやら土を掘って、子供たちのいる場所まで水路を作って水を流そうとしているようです。
大きな水たまりから子供たちのいる場所までおよそ1.5メートル。何度も往復しながら、水路の底を掘り下げていきます。
掘り始めて1時間ほど、炎天下の中での作業に、お父さんの動きが鈍くなってきました。
子供たちのいる場所も干上がる寸前です。もう限界です。
がんばって
お父さん
掘り始めてからおよそ1時間半、ついに水が流れ込み始めました
水路の最長記録は18メートルだそうです。
水路を建設するカエルの他にも、アメリカビーバーは木を伐りだしダムを建設し、アフリカに住むユウレイガニは砂を積み上げ山を建設します。
近頃、動物や植物の動きを研究して電気製品などを作る「生物模倣」が広がっています。
農業の世界でも、生物模倣があるかもしれません
話しが横道にそれました。カエル親子の話に戻ります。
生後1か月、オタマジャクシたちはついにカエルに変身し陸にあがります。もう近くにお父さんの姿はありません。これからは自分ひとりの力で、厳しい自然の中を生きていきます。
カエルになって初めての食事、白アリを見つけました。
お父さんのような大きな体を目指して、モリモリ食べます。
最後に、こちらは2年前に弊社の畑で撮ったカエルの写真です。
カメラ目線です(*^_^*)

