音楽と医療(2) | 吉村整形外科クリニックのブログ

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日々の出来事を徒然なるまま書き綴っています。

さて音楽療法の治癒する機序は実のところ、はっきりわかっていない、というかエビデンス不足なのです。

まあでも考えられている範囲で書きますと、人間が聴く音の原点は心臓の鼓動であり、音声振動など振動を伴った音であるということだそうです。

そしてよく聞く1/fゆらぎが安心感を与える音と振動に影響を与えているそうです。

体感音響振動が人間に及ぼす効果の最も根源的なことが胎児期の記憶にあるようなのです。そして大人になって、ホメオスターシスに異常を来したときに、その記憶が残っていて、胎児期のような状態におかれると安心感やリラクゼーションが得られるのではないかと推測されるのです。

さてその効能効果はといいますと、
・比較的報告が多いのが認知症,失語症,パーキンソン病に対する音楽療法。
・人工透析で吐き気、嘔吐が減少し血圧変動が軽減した。
・末期医療でモルヒネ類の薬物投与量が減少した。
・整形外科領域、その他領域の疼痛緩和効果もある。
などなどと言われています。

吉村整形外科クリニックでは実際に処置室でクラシックの音楽を鳴らしています。
関節内注射やトリガーポイントのときにリラックス効果、疼痛緩和効果があるのではないでしょうかね。

 
 

医学部卒業式でピアノを奏でる院長
 

現在、吉村整形外科クリニックでは看護師を募集しています。処置室でクラシック音楽が小さい音で鳴っているクリニックの京都大学医学部出身のこんな院長のもとで働いてみようという方は是非ご連絡ください。詳しくは吉村整形外科クリニックのホームページをご覧ください。お待ちしております。