娘は本当に優しい。滞在中、ずっと私を気遣って、いろんなお手伝いをしてくれた。自分のことで忙しい年齢だろうに、「お母さん働きすぎ。休んで!」と家事も犬のお世話も、そしてお店に入れる家具の組み立ても、まだまだ片付かない引越し荷物の片付けもどんどん手伝ってくれた。
その娘の一番の帰国の目的は、私の母であるおばあちゃんと一緒の時間を過ごすこと。お散歩に連れ出したり、マッサージしたり、お話もたくさんして、寄り添ってくれた。
そして雨にかに戻る前に、ぜひおばあちゃんにバイオリンを聴いてもらいたいという。特養にお願いしたら、是非とバイオリンが弾けるお部屋まで用意してくれました。
曲目は「春の海」とタイスの「瞑想」
前日にまた顎が外れて病院にかかった母。大きな口が開けれないので、表情が乏しいですが、とっても喜んでくれました。今度は息子のも聴きたいそうです。
来年また来るからそれまで元気でいてねと言ってお別れましたが、そう、母は辛そうですがこうして楽しみに会いに来てくれる娘のためにも頑張って生きてほしい。まだまだ楽しこと、嬉しいことがあるはず。そしてそうなるように私たちもしなくてはと思ったり。
いろいろ複雑な思いが巡りますが、来年も娘にここでバイオリンを引いてほしい。