わたしの両親は旅行が趣味で、世界各国をめぐり、誰も行かないような僻地の国まで旅しています。その結果が、家の中に所狭しと飾られたお土産品。壷、人形、お面、彫刻、陶器品、楽器・・・・もう民芸品博物館のようなのです。
家のリフォームをした時、全て箱に収納し保管。リフォームが終わった今、これらの品々を飾る気にもなれないし、飾る場所もない。かといって、両親がコツコツ集めた品々をゴミ箱に放り込む勇気もない。
そこで思いついたのは、ご近所の変なもの屋さん。変なものといっては失礼ですよね。骨董品ととまでは行かなくても、昔懐かしい小物や置物、民芸品を所狭しと置いているお店で、四天王寺さんの市の日に出店したりもしている。
ものは相談と、引き取っていただけるかとお願いしたら、是非！とおっしゃっていただいた。
とりあえず、お面や人形を詰め、4箱を娘と一緒に持っていきました。
店主はちらっとアフリカのお面を見ただけで大喜び。まあね、日本では手に入らないものでしょうから。木彫りの像なんかは結構上等なのかもしれない。
これらのものは売ったのではなく、無料で引き取っていただきました。両親が集めたものを売り飛ばすのではなく、それらを両親に変わって楽しんでくれる方の手に渡ることを心から望んでいるからです。
両親が買ったと言うだけで、価値のわからない私が所有するより、その価値がわかる人の手に渡ることが一番嬉しい。少なくとも「変なもの屋さん」の店主は、その価値を理解してくれる。
とお願いします！
