まだあなたは、自民党を支持しますか? | 残日録

残日録

日常の生活で、観たこと、感じたことを書きおければ。。。
「残日録(http://yoshim.web.fc2.com/)」のミラーサイトです。

 マガジン9の鈴木耕さんのコラム「風塵だより」に、「あなたは、安倍政策をどれくらい支持できますか?」というコラムが掲載されていました。
 鈴木さんが安部首相の暴走ぶりを列挙され、それでも安部首相の政策を支持するのか?と問われています。

 今の自公政権が間違いなく目指しているのは、「戦争のできる国日本」です。公明党が「平和の党」と叫んでも自民党の政策を推し進めるためにどこまでも自民党に付いていくしかない「下駄の雪」でしかありません。集団的自衛権行使をめぐる与党協議などという目くらましに騙されてはいけません。「100と出して、98で合意した」と見せ、「2が公明党が頑張ったから」と素人手品のような手法がまかり通っているのです。

 鈴木さんが挙げられている下記の「暴走」項目に、反対だったり、「?」と感じられる方は、まず、選挙に行きましょう。そして自公以外の候補に投票しましょう。
 棄権なんて自公を支持することと変わりません。

《鈴木耕さんの安倍政権の暴走》
  • 「戦後レジームからの脱却」。最近は「戦後以来の大改革」という妙な言葉に言い換えている
  • 集団的自衛権行使容認を閣議決定(国会論戦を無視)
  • 福島事故原発(アンダーコントロールや完全ブロック発言)→同じ言葉を、東電の汚染水漏れの隠蔽がバレたこの3月になっても、菅官房長官が繰り返した。政府も東電も恥を忘れた?
  • 川内原発・高浜原発の再稼働への動き加速
  • 原子力規制委員会の骨抜きが目立つ
  • 経産省テント村排除への動き
  • 沖縄・辺野古への米軍新基地建設強行
  • 沖縄・高江でも、オスプレイ用ヘリパッドの工事を強行
  • 安倍官邸は、沖縄県知事との面会拒否を続ける
  • 中東での安倍発言と人質事件、安倍首相に反省の言葉なし。逆に、人質事件を「邦人救出」の法案に利用も
  • ODA(政府開発援助)の軍事色強まる(これを「開発協力大綱」と言い換え)。これで、他国軍への“非軍事分野”での支援も可能に
  • 安保法制の恒久法化、「防衛装備庁」を創設(“防衛装備”とは“武器”の言い換え。官民癒着の武器輸出へ)
  • 周辺事態法から「周辺」を削除(世界中で自衛隊が活動の可能性)
  • 他国(ジブチ)で、いつの間にか、自衛隊“基地”強化
  • 集団的自衛権行使の際のあいまいな言葉「存立事態」が、突如クローズアップ(武力行使の「新3要件」のうちの1つ、【我が国に対する武力攻撃が発生したこと、又は我が国と密接な関係ある他国に対する武力攻撃が発生し、これにより我が国の存立が脅かされ、国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険があること】による)
  • 他国軍への後方支援をめぐる恒久法→「非戦闘地域」に限っていたものを「現に戦闘の行われていない地域」に拡大
  • 武力攻撃に至らないグレーゾーン
  • 自衛隊の海外任務における武器使用基準の見直し
  • アメリカ艦船以外の他国軍の防衛も可能にするとともに、国連決議なしでも、自衛隊の海外活動を行えるような安保法案を
  • アベノミクス効果は大企業に限定的(第3の矢は不発)。日銀との二人三脚も結局は失敗か
  • TPPと農協法改定
  • 特定秘密保護法施行(早くも秘密指定始まる)
  • 残業代ゼロ法案(「高度プロフェッショナル制度」との言い換え)
  • 派遣労働法の改定(3年間勤務の派遣社員の正社員化の義務をなくす→労働者の小作人化)
  • 介護報酬引き下げ
  • 年金引き下げ(マクロ経済スライド方式)
  • 戦後70年談話へ向け、またも有識者懇談会(あくまで私的な会)を設置。→70年談話のための有識者懇談会(安倍首相寄りの“有識者”が多数)
  • 道徳教育の正式科目化
  • 沖縄・辺野古での反対運動リーダーら逮捕(米軍幹部の指示)
  • 沖縄・辺野古の海で、工事により許可区域以外でのサンゴ破壊が判明(翁長沖縄県知事は、岩礁破砕許可の取り消しにも言及)
  • 自衛隊における「文官統制」の改定(制服組・自衛官の権限強化)。しかも、中谷元・防衛相が「自衛隊における文官優位の在り方(文官統制)は、戦前の日本軍部が暴走したことへの反省から出たものとは思わない」と語る
  • 再生可能エネルギーの買い取り価格の値下げ(特に太陽光発電の普及の抑制を狙う、原発再稼働への足固め)
  • 東京電力福島第一原発2号機からの高濃度汚染水垂れ流し、1年以上も隠蔽
  • 西川公也農水相が、カネの問題で辞任
  • 衆院予算委員会で安倍首相が捏造ヤジ(日教組に関するヤジ)、後に事実でないことを認め、一応は陳謝
  • 西川農水相に続き、下村博文文科相、望月義夫環境相、上川陽子法相と、安倍内閣閣僚に次々にカネの疑惑発覚、ついには安倍首相本人にまで疑惑が及ぶ(なお、岡田民主党代表の疑惑も…)
  • 馬淵澄夫民主党議員は「1985年~2015年までの30年間に、17人のカネがらみで辞任した閣僚のうち7人が安倍内閣」と指摘
  • 安倍首相「憲法改正の発議は、来年(16年)の参院選後がふさわしい」と、初めて改憲時期に言及
  • そしてむろん、最終的に狙うのは憲法改定……