越前蕎麦とボルガライス | 残日録

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 夏バテか身体が重く、現代俳句協会のインターネット俳句会への投稿も出来ず仕舞いです。
 少し、涼しくなってくれればよいのですが。

 さて、そんな残暑の中、青春18切符を使って福井県武生に越前蕎麦を食べに行ってきました。
 大阪方面からは新快速の敦賀行きの直通電車で琵琶湖の西岸を2時間余りで到着します。敦賀の駅は陸橋にエスカレータが設置されていて便利になっています。また、改札の外の待合室も小奇麗なものが出来ていて少し驚きでした。
 敦賀で富山方面への各停で30分、武生に到着です。

 駅前の観光案内所に立ち寄ります。
 そこに「自転車貸します・無料」の貼紙がありました。早速お願いしますとママチャリを貸してくれました。
 駅から10分足らずでそば蔵谷川に到着です。13時前、平日ということもあり私の他に2組だけでした。
 冷房の効いたひんやりした席で越前蕎麦(おろし蕎麦)をいただきます。このお店の蕎麦はきをてらわずに素朴な味です。美味しい蕎麦をいただきました。670円也。

 次に向かうのは武生のB級グルメと言われるボルガライスです。
 この当たりには、敦賀にはヨーロッパ軒のソースカツ丼とかパリ丼など洋食のB級グルメがあります。
 自転車で数分のところに洋食いし川がありました。こじんまりした田舎の喫茶店風の外観です。入ってみてもご同様に右手に長いカウンターその右が厨房、左手に小さなテーブル一個の小上がり。13時30分を過ぎているのにカウンターは8分の入りでご盛況です。壁に貼られたメニューにはボルガライス、オムレツ、パリ丼などが書かれています。
 迷うことなくボルガライスを注文します。

 厨房には年老いたおじさんが調理をしています。一人前ずつ丁寧に作っていきます。
 冷蔵庫から豚肉のブロックを取り出しカットして豚カツあげながら、チキンライスを炒めます。 その間にコーンスープを注いだり忙しく動いています。
 おばさんは、注文を聞いたり、勘定をしたり料理を運んだり、片付けたり、小さなカップのサラダを作ったりとこちらもじっとしていません。
 20分を程待ってやっとオムレツの上に豚カツがのったボルガライスがいただけます。チキンライスとソースが美味しい。980円也。

 お腹一杯になり、かんかん照りの武生の町をブーラブーラと自転車で散策します。この町はこの界隈の中心だったようで古い役所や信用金庫、商家など見るところも多い町です。
 公会堂で開催されていた南越線開業100周年記念展を覗いてきました。乗客数の減少により1981(昭和56)年に廃止とありましたが、鉄道は私たち庶民の足ですから、長く残って欲しいものだと思いを強くして帰路につきました。