1冊7,000円の本を喜んで買う時代へ | 知財業界で仕事スル

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知財業界の片隅で特許事務所経営を担当する弁理士のブログ。

最近は、仕事に直結することをあまり書かなくなってしまいました。

本人は、関連していると思って書いている場合がほとんどなんですが…


テーマ:
7月に実家に帰ったときに、妻から要請されていた私の子供の頃の写真アルバムを古いものから2冊、DCの自宅に持って帰ってきた。趣旨は、私の子供の頃の写真をみて、3人の子供たちが似ているのか似ていないのかを見比べて楽しむこと。

アルバムにあった写真のうち最も古いのがこれ。





写っているのは私(もちろん赤ん坊の方)。後ろ向きに写っているのは私の母方の曾祖母だ。私が生まれてからちょうど1ヵ月後の「お宮参り」のときに撮影されたもの。

額に「大」の字が書かれている。

男子は「大」、女子は「小」と、私の故郷(京都)では書くことになっている(なっていた)のだが、妻の故郷(東京)ではそんなことはないらしい。

大・小でGender discriminationポイ感じがあるが、たぶん当時は、女子は「小」が良い意味だったはずなので、いずれも赤ちゃんが将来、よい子に育つよう祈りを込めて書かれていたはず。

これで思い出したが、私の幼稚園のときの先生は小山先生だった。その頃の写真もアルバムに残っている。その小山先生のアダ名は「大山」先生だった。なぜ「大山」かというと、先生は背が高かったのだ。

今なら、背が高いことがデメリットとは日本社会でもあまり考えられなくなっているし、国際化した現代社会ではむしろ背が高い方が好まれたりするくらいのものだ。しかし昔は、背が高いということは女性にとっては大いなるマイナスなのであった。そこで、それを密かに揶揄するべく、小山先生のアダ名は「大山」となっていた(先生、ごめんね)。





アルバムを持って帰ってきたときに、ちょうど読んでいたのが、これ:
Custom Nation: Why Customization Is the Future of Business and How to Profit From It
(Anthony Flynn, Emily Flynn Vencat (著))

http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00A4ONWJI?redirect=true&ref_=kinw_myk_ro_title
(「カスタマイズ」というタイトルで日本語訳もある。)


で、さっそく、古い2冊のアルバムから、めぼしい写真を数十枚とり出し、それをスキャナーで読み取ってデジタル化し、特注のアルバムを作った。その際に表紙にしたのが上の写真だ。

両親にプレゼントするのを主たる目的にしたので、日本語で説明を入れるため日本の会社のサービスを利用した。両親の分と、自分の分で合計2冊。1冊が7,000円也。

1冊が7,000円もするなら、普通の本なら「高い!」と思って絶対買わない。本の値段として7,000円は一般本の市場ではありえない価格だ。

しかし、私は買ってしまった。それも2冊。コンテンツは自分の写真だし、レイアウト作業とか説明文の作成もウェブサイト上で全部自分でやった。それで、7,000円X 2を“喜んで”払ったのだ。

なるほど、これが“Custom Nation: Why Customization Is the Future of Business and How to Profit From It”ということなんだなと実感した。


ちなみに、上記本の日本語版の「商品の説明」には以下のようにある。

>The New York Timesベストセラー
>大量生産から低コストの「特注量産」時代へ

>20代でベンチャーを立ち上げ、素材も味も栄養も自分好みに作れる「オーダーメイドのシリアルバー」で成功した起業家が綴る、21世紀のものづくり革命!

>食品からファッションまで、あらゆる業界のトップ企業が、大量生産を捨て、カスタマイゼーションへ移行しようとしている。
>また、完全オーダーメイドのビジネスモデルをもつ企業があちこちに出現し、時価総額10億ドルの壁を突破し始めている。
>もはや非効率なビジネスモデルではない。われわれは今、「カスタム革命」の入り口に立っているのだ。



衣食住が足りた国では、画一的な大量生産品をいかに売るかではなく、オーダーメードの特注品をいかに売るのかが問われる時代に入ってきている。

…そういえば、特許明細書は昔からオーダーメードの特注品だ。今までは、それをわざわざ「画一的な大量生産品」の方に業務を“改善”してきた。我々の業界も、ここらで“改善”の意味について革命を起こすべきところなのかもしれない。




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