中国の歴史教科書――(「反「反日」教育の必要性」に続けて) | 知財業界で仕事スル

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最近は、仕事に直結することをあまり書かなくなってしまいました。

本人は、関連していると思って書いている場合がほとんどなんですが…


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以前、韓国の歴史教科書について書いた。
http://blogs.yahoo.co.jp/yoshikunpat/39375426.html?p=3&pm=l&t=1


今度は、中国の小学校の歴史教科書(日本語訳)を読んでみた。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4750313424/sr=1-2/qid=1160082506/ref=sr_1_2/250-6387098-7074643?ie=UTF8&s=books


中国の教科書については、意外や意外、私はほとんど違和感を持たなかった。

確かに、いろいろと自慢たらしいことが書いてある。しかし、である。中国にはそこまで自慢しても、それが事実といってよいようなすごい歴史がある。歴史捏造のような無理をしなくても、普通に国民に自尊心を植えつけることができる、ということなんだと思う。


さて、一番気になるのは、中国の近代史であろう。その中でも特に日本とのかかわりの部分の記載であろう。

それが書かれてあるのは主としてここ。目次だけを抜き出してみる。

第5章近代の中国(2)――中国共産党成立後の近代革命――
第1課 中国共産党の成立
第2課~第4課 省略
第5課 紅軍の長征
第6課 抗日戦争の勃発
第7課 抗日戦争の勝利
第8課 解放戦争の勝利

さてさて、っと。「抗日戦争の勝利」の中に「南京大虐殺」の説明がある。

「日本軍は南京を占領すると、なんと公然と5週間にもわたる血なまぐさい大虐殺を行った。日本侵略軍は中国の兵士と民衆を縛り上げ、機銃掃射し、生き埋めにさえし、さらに南京城内で人を殺して楽しみ、殺人競争を行った。南京大虐殺では30余万の中国人民が無残に殺戮された。日本侵略軍は中国で極悪非道の罪を犯した。」

「日本軍が南京の青年を惨殺する」というサブタイトルが付けれらた写真(日本兵が日本刀を振りかざして、中国兵(らしき人)の首を落とさんとしている場面で、周りを囲む日本兵がニヤニヤとしている写真が添えられている。

…これだけである。

これだけでも、ひどいじゃないの、と感じる日本人がいるかもしれない。
しかし、この程度の表現は、たぶん中国語での表現としては普通なんだと思う。

たとえば、帝政ロシアの侵略の歴史は次のように書かれている。
「帝政ロシアの軍隊がわが国に侵入し、… …凶暴で残虐な侵略軍は、各所で放火、殺人、拉致、略奪を行い悪事の限りを尽くし、はなはだしきに至っては野獣のように人を食った。」
そして、「ロシアの侵略者がほしいままに中国人を惨殺する」とサブタイトルがつけられた挿絵が添えられている。

また、蒋介石に関して次のように書かれている。
「蒋介石の軍隊は… …各地で共産党員と革命人士をほしいままに捕らえて殺し、殉職者の首を電信柱にぶら下げて見せしめにした。」
そして、「国民党反動派が共産党員と革命人士をほしいままに捕らえて殺す」とサブタイトルがつけられた写真が添えられている。

これらが、小学生用の歴史教科書の描写として適切かどうかは横に置くとして、少なくとも日本だけが極端に悪く書かれているわけではないと思う。誇張されたように思える表現は、たぶん日本の感覚でそうなだけであって、中国基準ではこんな感じの描写で普通なのではないか。



結論として、私は、中国の歴史教科書については特に問題を感じなかった。

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