結膜の病気 2 翼状片(よくじょうへん) | よしこ眼科クリニックのブログ

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今回は、翼状片(よくじょうへん)についてのお話です。


翼状片とは、白目の表面を覆っている半透明の膜である結膜が、黒目に三角形状に入り込んでくる病気です。良性の腫瘍のようなものです。


自覚症状としては充血や異物感などがあります。


鏡で自分の目をみれば一目瞭然です。

しばしば両目に起こります。


原因は不明ですが、病気の発生には紫外線が関係しているといわれています。屋外で労働する人に多いといわれています。


↓下の写真は、初期の翼状片です。

まだ薄くて、目立ちません。



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↓下の写真は再発した翼状片です。瞳孔にかかってきており、視力にも影響がでます。大きくて、血管が沢山入っているのがわかります。



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治療法


初期の場合には、ある種の抗アレルギー点眼薬で、進行を抑えられる場合があります。


侵入してきた結膜組織が大きくなると乱視が強くなり、ものが二重に見えてきます。

根本的な治療法は、侵入した結膜組織とその根元の結膜自体を切除する手術です。


手術の際は、角膜表層も混濁しているため、薄くそぎとる必要があります。


成長した翼状片では、手術しても不正乱視(ふせいらんし)(角膜表面がいびつな形になること)が残って、多少視力低下が残る場合があります。


翼状片の問題点は、手術後再発するケースがあることで、その場合は再手術が必要です。


再発を少なくするため、一種の抗がん薬(マイトマイシンC)を術中に使用したり、術後に点眼することもありますが、角膜や強膜(きょうまく)に対する毒性に注意が必要です。


また、手術方法は、1.単純切除、2.結膜を切除した欠損部に、ほかの場所の健常な結膜を移植する方法があります。


残念ながら再発率はゼロには至っていません。


進行はゆっくりで、何年も大きな変化がないことがありますが、見つけたら専門医の診察を受けてください。



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