久しぶりにブログを開いたら
時があっという間に過ぎていることに気がつきました。
学校検診から眼科へのお便りを持ってくる子ども達も少しずつ少なくなってきました。
今、多くみられる病気は流行性角結膜炎と夏の花粉症です。流行性角結膜炎はアデノウイルスによる結膜炎で「はやりめ」といわれます。
保育園や幼稚園児、小学生たまには中学生、社会人、高齢者と、幅広い層となっています。
患者さんが目を触った手で、机やドアノブ、つり革などを触る、そこを他の人が触り、目や顔を触るということで、どんどん感染が拡大します。
人間は無意識に、1日何回も顔を手で触るらしいですから、先ずは手を良く洗う、消毒することが感染対策となります。
流行性角結膜炎になると、充血、涙目、瞼の腫れ、サラッとした目ヤニが出ます。
時には発熱や喉の痛みが生じることがあります。
他の人に伝染るため、充血等の症状が完全に治まるまで学校や園には通えません。
(法律で定めらています)
社会人で、飲食店、接客業等の方も自宅療養が望ましいです。社会人は職場に確認して指示を仰いでください。症状がある方は、必ず眼科を受診してください。何故ならば、放置したり市販の抗菌点眼薬だけで治療すると、角膜に混濁が生じる後々「眩しさ」「視力低下」が生じることがあるからです。
これから、梅雨の季節、じめじめした空気はあまり嬉しくはありませんが、街を歩くとあちこちに紫陽花が咲いていて心が和みます。
皆さま、どうぞお元気で……