ナンジャタウンの「怨霊フェス」が3年ぶりに開催されます。新型コロナウイルスの影響で2020年(※)及び2021年は中止、そして今年2022年も恐らくですが、夏に感染が拡大(第7波)していたことで一旦見送られ、10月にようやく念願の開催となりました。 イベントサイト

※2020年度に関しては、前年の12月31日年越しイベントにて開催が告知されていまして、その後新型コロナウイルスが蔓延、2020年5月20日にツイッター及びホームページに中止の旨が載っていました。

 

今回は、今年2022年夏に東京ドームシティで実施していた「ボイス・デート」に影響されたのか(※もちろん冗談ですが)、各ホラーアトラクションにて有名声優さんを起用し、演出を盛り上げております。

 

 

一方で、ホラーアトラクションを始め、企画の殆どが過去の怨霊フェス及び他施設で導入されたものの流用であり、完全新作の企画はありませんが、各コンテンツ大なり小なり何らかの改良が加えられており、完全な使い回しという訳ではありません。

 

 

(でも「戦慄教室」以外は体験した事あるのばっかりだしなぁ…。別に自分は声優ファンでもないし…。)


10月に入ってさらに加速した物価高騰の今、財布の紐は固くするべきだな。今回の怨霊フェスはツイッターで皆様の感想を拾って楽しむに留め
 

という事でナンジャタウンに行ってきました。



怨霊フェスが始まる18時まで、まだ時間があった(現在時刻15時)ので、軽く園内を探索。怨霊どころか「人間(他のお客様)」も誰もいない、もののけ番外地で1人で遊んでおりました。

 

 

ホラーアトラクションのうち、「脱出病棟Ω」は開園から通しで営業。

・「脱出病棟Ω」

 

初出が2016年4月で当時より今までいろいろな所に設置されていたので今さら感があるのですが、(脱出病棟Ωが設置されている施設)ナムコの「VR ZONE」2022年現在は沖縄県にしかない(!)ので、実はなかなか貴重なプレイする機会かも?

 

上記のアトラクション配置マップを見て気付いた人もいるかもしれないですが、
「脱出病棟Ω」の設置場所、「もののけハンターズ」(※2022年10月6日より当面の間 運休中)のスタート地点の場所なんですよ!

 

 

そんなこと言って、実際はホワイトサロン(イベントスペース、上記画像の☆印)の場所で、マップの表記が間違っているだけでしょ(笑) って思うじゃないですか、

本当に「もののけハンターズ」の場所なんですよね。

 

受付はもののけハンターズのと同じで、プレショー側と「ぬまたま」とのボスバトル側に、1台ずつ設置されています。スタッフ曰く、設置スペースと運営上の都合による理由とのこと。

→怨霊フェスが終わった、11月28日(月)以降も「もののけハンターズ」は運休(当面の間、と表記)、「脱出病棟Ω」の運営が継続されています。上記のスタッフは「今回のお客様の反響によっては優先させるものが・・・」みたいな事を言っていたので、まぁそういう事なのでしょう・・・。

 

特に前回プレイした時から内容の変更(バージョンアップ)とかは無かったです。そう言えば、これまでどこにもこのソフトの内容・攻略法を書いてなかった気がするので、こちらに書いておきます。

このゲームの基本目的は「ダメージを受けずに(殺されずに)制限時間内にゴールまで辿り着く」というもの。ただ、実際は「中盤と最後のミッションをクリアできるか」が大きいです。

プレイヤーはレバーで前進、後退、停止と操作できますが、停止と後退はゲーム的には殆ど意味がないので、基本は「前進」、レバーを倒しっぱなしにして、とにかく前へ進んでいきましょう。

 

・前半は恐怖、脅かしギミックを見ながら進みます。血塗れのナースが突然目の前に現れたり死体がたくさんの処置室を通ったりと、かなり怖いですが頑張って進みましょう。

 

・途中、全員が揃わないと進めない場所があり、その先は赤外線レーザーがある廊下。レーザーに触れてしまうとトラップ(丸鋸)が作動してダメージを受けてしまいますが、ここではダメージ受けても問題はないので、気にせずに「前進」。

 

・中盤、①マップを見ながら他のプレイヤーを(インカムを通して声で)誘導する側、②誘導に従って迷路を進む側に分かれるシーンがあります。

①は、端から1人ずつ殺されていくというグロテスクな演出に耐えながら、落ち着いて指示を出す。

②は、①の誘導に従って進みますが、道中は殺人鬼?が襲ってきます。ここでは攻撃を回避できないとダメージを受け、一定回数以上で殺されてしまいゲームオーバーになってしまいます。持っているライトを向けると怯んで去ってくれるので、これも落ち着いてやれば大丈夫。

 

・無事、迷路を抜けて合流し、暫く進むと最後のミッション。「全員で同じ絵を選ぶ」というもので、左右の配置はプレイヤー毎にバラバラなので、インカムで特徴を伝えあって選ばなくてはいけません。制限時間は5秒程と短く、はっきり言ってこれをクリアするのは難しいです。カンで選んだ方がいいかも。

 

・失敗すると回転刃で切り刻まれてゲームオーバーになります。でも、成功しても「clear(クリア)」と表示されるだけで、どちらにせよゲームは呆気なく終わってしまいます。

 

なお、園内には素敵な装飾フードがありましたが、これは怨霊フェスとは関係ないみたいですね。

むしろ後付けで怨霊フェスフードにしても良かったんじゃ

 

 

〇「怨霊フェス2022」開幕
皆様、大変お待たせ致しました。これからいよいよ本題の「怨霊フェス」について、体験談を書いていきます。

今回も、17時で一旦もののけ番外地は閉鎖され、18時に怨霊フェスのメインエリアとして再オープンします。

 

2019年度とは違ってパスポート(ナイトパスポート)を持ってないとエリア入場やホラーアトラクションができないとかはないのですが、きっとコロナ対策等で滞留人数が増え過ぎたら入場制限を行うのでしょう。エリア出入口も基本的にはここだけになるようです。


18時になり、怨霊さん達がもののけ番外地内へ・・・

 

今回も色々な怨霊さんが徘徊しております。

 

この怨霊は彼岸花を持っておりました。最近、「リコリス・リコイル」(※リコリス:彼岸花)というアニメが流行っているからですね。(そうか?)

 

この日は平日ということで、非常に空いていたので、怨霊さん達をじっくり撮影する方が多かったかな?

 

アトラクションも基本的に空いていたのですが、相変わらず各アトラクション回転が非常に悪いので、15分以上は待ちが発生します。平日でこれじゃ、土日祝の混雑が恐ろしい・・・。

 

そんな私は、上記のもののけ番外地入口から怨霊さん達を見ながら足早に進み、「怨念回廊」へ。一番乗りできました。嬉しい。

・「怨念回廊」

 

オーソドックスなウォークスルー(歩くタイプの)お化け屋敷。2019年に実施された「音無回廊」と、ホームページ等に載っているストーリーが全く同じなんですが、アトラクション内でのストーリー設定や演出は結構変わっており、新たな気持ちで楽しめます。

※なお、「音無回廊」は現在も(怨霊フェスが始まる17時までは)常設アトラクションとして営業中。

 

アトラクション内では、声優「梶裕貴」さんが姫の許嫁「朝霧」役で出演。最初の部屋のストーリーの音読も梶さんが(朝霧役で)出演されています。目隠し姫と呼ばれる怨霊と回廊の誕生、そしてその元凶となったは朝霧の裏切り(浮気)。そう、朝霧はこの回廊に迷い込んだお客様に協力をお願いするのです。過去の自分の過ちを償うために・・・。

 

アトラクション本編の内容(アクターの出る場所や脅かし方など)は(2019年怨霊フェスの時の)「音無回廊」と概ね同じですが、随所随所に梶さん演じる朝霧の音声が追加されています。

「この先の廊下は音が鳴る。気付かれないように気を付けろ!」

「もの凄い憎悪の塊だ。気を抜くと取り込まれるぞ!」など。

 

今回もアクターの演技は凄い迫力があり、思わず見惚れてしまうほどでした。

 

そして最後の部屋は、演出が大きく変わっていて、「朝霧の亡骸が入った棺があり、そこで鈴を鳴らして姫を呼ぶ」というのも。

「すまなかった、僕を許してくれ!」と朝霧は必死に叫びます。すると・・・

 

「許します。

 

 

と、言うとでも思った…!?」

 

恨みのこもった声と共に、扉の奥から目隠し姫が現れ、「この回廊からは誰も逃げられない!」と狂ったように笑いながら、襲い掛かってきます。

 

 

続いて「ゾンビブレイカー・凶」。前に1組しか並んでいませんでしたが、それでも10分待ちました。

・「ゾンビブレイカー・凶」

 

既存の常設アトラクション「ゾンビブレイカー」の特別バージョン。ちなみに、これはプロの声優さんを起用していません。オチを含めて2018年に実施されたのとほぼ同じですが、等身大の人形が増えていたり、オチの演出もちょっと改良されています。

 

 

出終わったら「怨念回廊」が空いていた(15分待ち)のでもう1回入り、そして怨霊さんの撮影と隠された3つのキーワードを探す「肝試しミッション」をやりながら、もののけ番外地出口へ。キーワードが思いのほか見つからなくて、もう1周しちゃったんですけどね。

 

福袋へ行き、「戦慄教室」に並ぶ。次の回に入れました。

・「戦慄教室」

 

教室にてヘッドホンで音声を聞くサウンドホラー+α。今年2022年夏に大阪・梅田「HEP FIVE」で実施されていた企画の導入。大阪で開催の時は最大18人利用できる広めの教室でしたが、ナンジャタウンでは「爆釣りスピリッツ」出口隣のやや狭いスペースで実施し、定員も8人と少なめ(本編の演出自体も多少カットされているみたいで、ようは大阪の縮小・短縮バージョンらしい)。


 

アトラクション本編の設定は「かつて火災が起きた高校の教室、そこで発見された"耳を引きちぎられた生徒たち"の謎を解き明かす。」というもので、出演する声優「岡本信彦」さんはその高校の「教師」の役。てっきり岡本さん演じる教師が主人公として活躍するものだと思っていましたが、予想してたのと全然違うというか、かなりぶっ飛んだお話でしたね。

岡本さん演じる教師は、実は人間たちが"悪魔"と呼ぶ存在。教室の火災及び生徒の耳を引きちぎったのも彼で、今この教室に集まったお前たちも… みたいな話です。

アトラクション中は正面の教壇にアクター演じる教師が登場し(なお、これは横のバックヤードから登場しているのではなく、最初からアクターが教壇の中に潜んでいると思われます。よく見ると教壇の足元に目隠し用の黒い布がある)、暗闇から突然、お客さんの目の前にライト付けて現れて脅かしたり、また気のせいでなければ肩などを結構がっつり触られたりみたいな演出もありました。

後半は、悪魔だからか(?)、体をクネクネ奇妙に動かしながら近づいてきたり(これはそのアクターの技量によるものか、怖いというより滑稽だったが…)、最後お客さんが退場する時も、奇声をあげながら寄ってきたりします。

個人的には面白かったですが、よく考えると教室の火災とか別に取り入れなくてもよかったんじゃ…?

 

 

最後に「ひきこさん ザ・ライド」。運良く一時休止(点検及びアクターの休憩・入れ替え)明けですぐ乗れました。

・「ひきこさん ザ・ライド」

 

「蚊取り大作戦」にて実施されるホラーライド。出演する声優さんは「鬼頭明里」さん。「鬼滅の刃」の禰豆子役で有名な方ですね。自分、この作品"本当に"一度も見たことないので、鬼頭さんがどんな声かよく知らないのですが…。

 

これも「ゾンビブレイカー・凶」と同じく2018年に実施されたもので、これはライドから流れてくる「ひきこさん」の声が鬼頭明里さんになった(と思われる)以外は、当時とほぼ同じ内容。強いて言うなら暗い場面が増えた?

 

鬼頭さんの声が意識しにくく(前述のよう、自分が知らないだけなのかもしれませんが)、また台詞自体は恐らく全く同じなので、これは正直前回のと違いが分からなかったかな。

 

余談ですが、今回プレショーにて「私達、害虫駆除会社に最近”毒虫駆除”の依頼が増えているので、調べてみたら、あの都市伝説の”ひきこさん”を見たという従業員がいた。」と、元のアトラクションの設定(蚊の害虫駆除会社)を活かす設定があったのと、「みんな信じてくれないけど、本当なんですよ!」と一瞬声のトーンがあがるなどスタッフの演技が妙に上手くて、そっちの印象が強く残りました。

 

 

こうして、各コンテンツを一通り回って、大満足して帰りました。今回の怨霊フェスは前述のよう、過去作の焼き直し感が強いのですが、改良が加えられているので、それを差し引いても十分楽しめると思います。

 

そして帰宅後、このブログ記事を書いていて、

                        

「口裂け女のフォトスポット」に行くのを忘れている事に気付きました。(※右は公式ツイッターより)

 

まぁ、おかげで予定より早めに帰れて、家で金曜ロードショー「るろうに剣心」見ながら晩酌できたので、結果オーライとします。

 

11月27日(日)までの期間中、あと1回は行く予定があるので、その時こそ「口裂け女」を忘れないようにすれば・・・。まぁ、口裂け女は別にそんなにやりたいコンテンツでもないんですけどね。