イメージ 1

ユニバーサルスタジオジャパンに4/28(土)~7/8(日)(※火曜・水曜は休館)、期間限定でホラーアトラクションがオープンしました。映画『ザ・マミー ~ハムナプトラ失われた砂漠の都』の世界をモチーフにした「ザ・マミーミュージアム ~ハムナプトラ神々の呪い~」です。

「ザ・マミーミュージアム ~ハムナプトラ神々の呪い~」

このアトラクションはハリウッドの最新技術を駆使したホラーハウス(お化け屋敷)。パンフレットやホームページではホラーレベル:最強度と謳われ、ホラーコンテンツが苦手な方の参加はご遠慮くださいと記載されてるなど、とにかく恐怖度の高さをアピールしてます。

混雑日は整理券が配布される。この時配布場所に待ち時間が表示されるが、これは整理券が貰えるまでの時間ではなくアトラクション内に入るまでの時間のようです。例として110分待ちと出てる場合、
 ・整理券が貰えるまでの時間:60分
 ・整理券に記載されてる時間まで:20分
 ・アトラクションの列に並んで中に入れるまでの時間:30分
と合計110分かかるという感じです。このよう割とアバウトな設定のため、ちょっとわかりにくいです。

ストーリー

まずは映画『ザ・マミー ~ハムナプトラ失われた砂漠の都』のストーリーから。ざっくりと抜粋したので詳しいストーリーはこちらを参照。
今から約3000年前、エジプトの大神官「イムホテップ」は自ら愛した女性を蘇えらそうとし、その罪で生きながらミイラにされ死の都と言われる遺跡「ハムナプトラ」に封印された。彼の封印が解かれる時、数々の災いがエジプトに襲い掛かるとして恐れられてきた。
そして現代、ハムナプトラに主人公「リック」とヒロイン「エヴリン」ら一味がそれぞれの目的のために調査に乗り出す。だが、それは蘇った「イムホテップ」の野望を阻止するための壮大な冒険へと発展していくことになる。
と言うのが映画本編のストーリーで、アトラクションのストーリーは、このハムナプトラにあったミイラを展示した結果、館員の謎の失踪事件が起こり閉鎖に追い込まれた博物館が舞台。博物館のリニューアルとして新たに見つかった謎の通路へのツアーを強行。そこに恐ろしい呪いが待ち受ける…。

キーワード

「イムホテップ」は上記のストーリーのよう、ハムナプトラに生きながらミイラにされ封印されていた神官で、蘇った際は強靱的な力を手にし、かつての野望を達成しようとする。
ハムナプトラのミイラはかつてイムホテップに仕えていた司祭たちであり、彼の命令に従って行動する。また生者の生気を吸い取りミイラにしてしまう能力を持つ。

アトラクション内容

博物館の中に入ると、下の大広間(?)から一組ごとに今回の舞台である謎の通路へ。コースは2種類あり、整理券配布時に選びます。
イメージ 2

・イムホテップの館
イムホテップによりミイラ化していく博物館員、そして遺跡に眠る恐怖の生物(後述する「スカラベ」)に遭遇するツアー。中には大量のミイラが出現し、また映画のようスカラベ(肉食であり、ピラニアのように群がり人間であってもあっという間に食い尽くす)の大群が押し寄せるシーンもある。

・アヌビスの復活
「死の書」にまつわる邪悪な儀式と、それを司るアヌビス神の恐怖が待ち受けるツアー。偶像がいくつもあり、それらが時に動き出して襲いかかってくる。終盤は映画にあった生贄を捧げる祭壇、そしてそこで死者を蘇えらせるための儀式が再現される。

感想

どちらのコースにも、とにかく大量のミイラや邪神(お化け役)が登場し、あちこちから襲いかかってきます。至る所から来るので本当に息つく暇がないという感じです。そう言った意味ではミイラだらけの遺跡を勇敢に進んでいく映画の主人公の気分を味わえるでしょう。

内装やセットに関してはハリウッド映画らしい作り込みや一部リアルな大型モンスターの登場もあるけど、まぁ一般的なお化け屋敷と印象的には変わらないかな。効果音の使い方とかは流石上手いなと思いました。

なので言ってしまうと、お化け役(アクター)がとにかく多いお化け屋敷でじわりじわりとゾクゾクくるような恐怖感は少ないので、ホラーレベル最高度かというと感じ方が分かれるかと思いますが、怖いことは確かです。自分が並んでいた30分間でも序盤で耐えきれず引き返す人が5組はいたなど、リタイアも多かったです。

第2弾

今年も2011年に開催され好評だった「ハロウィンホラーナイト」が9/14(金)~11/11(日)に開催され、その中のイベントとしてこの「ザ・マミーミュージアム」の第2弾が開催決定だそうです。
ハロウィンホラーナイト、今年はさらにバイオハザードとコラボし、風景や建物がバイオハザードそのままの世界へ。そして「13日の金曜日」からジェイソンも加わるなどスケールアップするようですよ。

夜の「ザ・マミーミュージアム」
イメージ 3

余談

かつてあったテーマパーク「ナムコ・ワンダーエッグ」(2000年末閉園)にもこの映画をモチーフにしたホラーハウスがありました。ハムナプトラの財宝を探すという設定で、館内には人の顔をした砂、スカラベの大群、壁に埋められたミイラ、禁断の儀式など映画のシーンが再現され、内容的にはこちらの方が原作の映画に忠実だったかもしれない(造形物の完成度は別として)。
ナムコのアトラクションとしては珍しく、アクター付きのホラーハウスでもあり、終盤ミイラが執拗に襲い掛かってきます。