雀のお宿とペンキ塗り

毎日暑い日が続く、

十数年間、西日の当たる我が家の外壁は

コーキングが裂けボードは柔らかくなり、

はげた箇所が年月を感じさせる。

もう何年も前から外壁工事を考えていたが

先立つものが付いてこない。

ならば、と自分でペンキ塗りをする事にした。

足場を用意し、仕事を終えた夜一人でほしほしと組み3段目まで組み上げた時のことだ、

隣の敷地の大きな看板の裏に頭を隠して尻隠さずの小さなシッポが、、、

雀が夜のお宿としていた様だ、目と鼻の先の事だか雀は微動だにしない。

三段目のあしばを夜の１１時に組む何て

田舎ならではだ

私は触れてみたい衝動にかられたが写真をおさめて引き上げる事とした。

夜の夜中に投光器て照らされた雀、

生きた心地かしなかったことだろう。

そして

あの雀、今日は何処をお宿にするのだろうか？

雀にとって看板の裏は安住の地では無かったようだ、外敵は私！？

安住の地は私がペンキを塗り終わるまでお預けだ。