きよの漫画考察日記961 H2第12巻 | きよの漫画考察日記

きよの漫画考察日記

我が家の本棚のマンガを1冊づつ考察中。
ちなみに3,000冊近くあります...

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お月様

さて夏の選手権も終わったある日、ひかりちゃんが比呂を海に誘います。
ひかり「進学するの?それとも指名されたらプロに行く?」
比呂「ふーむ。英雄はどうするって?」
ひかり
「実働年数を考えれば、やっぱり即プロ入りでしょ。」
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「記録は破られるためにある」とはいいますが日本プロ野球界には絶対に塗り替えられない記録がたくさんあります。カネやんの5,526イニング登板とか江夏さんのシーズン401奪三振なんてのはちょっと理論上更新不可能な数字です。がしかし、打者の記録に関しては全て塗り替えることが可能です。理論的にこれは無理だという記録は存在してません。王さんの通算868本塁打や川相の通算533犠打、バースのシーズン打率.389とか衣笠さんの2,215試合連続出場も抜けない記録ではない。まぁそれでもあえて挙げるのであれば福本さんでしょう。福本さんの通算1065盗塁という数字を更新することは不可能ではないと思いますが「通算115三塁打」これがおそらく打者部門で最も塗り替えることが困難な記録ではないかと俺は思います。

比呂「おまえはもちろん進学か。」
ひかり「即戦力を持った二人とは立場がちがいますからねえ。4年間でちゃんとプロとして使える人材になります。」
比呂「本来おまえみたいなやつが行くべきとこなんだよな、大学は。」
「…で?なんでまた急に海なんだよ。」
ひかり「時々ない?突然海が見たくなること。」
比呂「なんでおれを誘ったんだ。」
ひかり「だってヒデちゃん米国だもん。」
比呂
「なおさらまずいだろ、英雄のいねえ時に二人きりでこんなところ。」
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初恋の女の子にこんな事言われたら「調子にのんなよこの野郎」とは思うでしょーが、同時にちょっとニヤけちまうかもな(笑)

比呂「言ったろ、あの時。俺は野球以外であいつと戦う気はねえって。」
ひかり
「だから誘えたのよ。」
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ひかり「比呂が一生つきあう親友で最高のライバル…そして、今のわたしにとって一番大切な人…」
比呂「こんなとこまで連れ出してのろけ話かよ。」
ひかり「ちがうわ。確認よ。わたし、周りが思ってるほどしっかり者じゃないからね。迷ったり弱気になったりウジウジ一人で悩んだり。」
比呂「悪かったよ。おれがつまんねえこと言わなきゃよかったんだろ。」
ひかり
「あ。雨があがった。」
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比呂「なんか…ちょっとちがう気もするけどな。」
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まぁひかりちゃんも微妙なとこですよ。俺の初恋はお前だと告白されちゃったわけですから…
俺にももちろん初恋はあったけども、俺自身が誰かの初恋の相手になっておることなんてあるのかねえ?う~ん、無いだろうなぁ(笑)

そんなこんなで夏休みが終わるとこれが始まります!
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高校野球の1年間のスケジュールはこの①秋季都道府県大会から始まります。夏が終わり3年生が抜けて1.2年生だけの新チームで初めて挑むこの大会に高校野球マニアは注目するもんなんです。夏の予選だけに注目する奴は素人です。
この秋季都道府県大会で上位に入ると次に待っているのは②秋季地区大会。全国を10ブロックに分割し各県の成績優秀校が戦うわけですが、この秋季地区大会の成績いかんでセンバツ出場が決まります。つまり都道府県大会を勝ち抜いただけではセンバツには出られないんです。さらに地区大会で上位に入らなければいかんわけですよ。例えば東北には6つの県があるけども東北ブロックに割り振られてるセンバツ出場枠は2つだけ。センバツ出場は大変なんよね…
そしてこの秋季地区大会の後に行われるのが③明治神宮野球大会。秋季地区大会を制した10校によるトーナメント戦であり、センバツの前哨戦的意味合いが強いです。そしてこの明治神宮大会の優勝校の地区にはセンバツ出場枠が一つ与えられるんです。例えば東北代表が神宮大会で優勝するとその年のセンバツには東北から2+1=3校出場できるということです。
そんなわけで神宮大会が終わるとやっと④春のセンバツなわけです。
そしてセンバツが終わると今度は⑤春季都道府県大会が始まります。この大会の注目点は新1年生が出場可能になるということ。センバツに出場できた高校もできなかった高校も、ここでの戦力の上積みが重要となるわけです。
これを勝ち抜くと⑥春季地区大会。だけどもこの大会は秋季大会ほど注目されてません。なぜならこの大会は甲子園出場に何も関係が無いからです。春季都道府県大会の成績は夏の予選のシード校を決定する基準とする都道府県が多いんやけどね…
そしていよいよ⑦選手権都道府県予選、つまり夏の予選が始まります。
そしてやっとこさ⑧夏の選手権が始まるわけです。高校野球の1年間は秋に始まり夏に終わるわけなんですよ。
そして夏の選手権の後、高校野球は⑨国体で締めくくられます。国体に出場できるのは選手権上位進出校のみ。つまり夏の選手権の上位進出校に限り、選手権が終わっても三年生は引退しないわけです。
分かっていただけましたでしょーか、高校野球はこの9つの大会を軸にして進んでいきます。甲子園での試合だけに注目する奴は高校野球の表面だけしか見てないんですよ。

そんなわけで三年生が抜けた千川、コンバートが行われます。
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ファーストはホントにデカい奴がいいです。もちろん暴投を抑えるという意味合いがほとんどですが、投げる側としてもファーストがデカい方が投げやすいもんです。


さてそんな春季大会の最中に台風到来。用具室に閉じ込められた春華ちゃんを助け出したのはもちろん比呂。暴風雨の中怪我をしてまで駆けつけた比呂に対し春華ちゃんは…

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女の子はえーよな、男にどんだけ尽くさせようがお礼にキスの一発でもしてやれば全てがチャラです。いや、これはむしろ男の側の問題か…

そして明和一にも期待の1年生が登場!
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石元豊!
周囲の視線が集まると貧血と吐き気をもよおすという問題児ピッチャー。明和一はこの石元を完投させて春季大会で敗退しちゃいます!
比呂「そんなやつの体質改善のために試合を捨てたってのか⁉」
英雄「捨てたんじゃない、賭けたんだ。今いるほかの投手でもそれなりのチームにはなる。」
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高校野球においてまず目指すのは甲子園出場でしょう。が、甲子園に出場しただけではもはや賞賛されない高校も存在してます。仙台育英・聖光学院・浦和学院・帝京・日大三・横浜・東海大相模・愛工大明電・PL学園・大阪桐蔭・報徳学園・天理・智弁和歌山・広陵、この辺りは全国大会を勝ち進むことが周囲から期待されてるチームだといっていいでしょう。

さてセンバツ出場を目指す古賀監督、これに対して春はなかなか気分がノらない比呂。
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これは2003年までの話です。現在では東京1校・関東4校、そして東京か関東のどちらかから1校の計6校が東京・関東枠になっております。そりゃそーですよ、夏ならともかくセンバツに東京の枠2つってのはおかしいです。そんなこたぁ地方人が許さん!

そーゆーわけで比呂と英雄の対戦はまたしても夢と終わりました。まぁこれは展開上致し方のないことでしょう(笑)その代わりに千川に立ちふさがるのは…
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栄京学園!

そんな栄京、肘を壊した広田は4番ファースト。
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プロ入り前は投手だったのに打者としてその才能が開花した選手は山ほどいます。王貞治・イチローの2人は言うに及ばず、駒田徳弘・福浦和也・秋山幸二・高橋慶彦・川相昌弘・松井稼頭央・中島裕之とかも皆元投手です。今は日ハムの大谷が投手と野手の二刀流だなんて騒いでますが、悪いことではないと思う。最終的に二刀流でやっていけるほどプロは甘くはないとは思うが、投手と野手のどちらにより適性があるのかを見極めるために1、2年費やしたって構わねえと俺は思いますがね…