兵庫県明石市市長のパワハラ問題で思うこと | 吉川直子の人事・労務・人材活用実践ノート

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兵庫県明石市市長のパワハラ問題が話題になっていますね・・・

 

 

「燃やしてしまえ」「火をつけて捕まってこい」などの暴言がパワハラだと指摘され、市長の職を辞職されましたが、後ほど出てきた暴言以外の前後の内容によると、交差点の立ち退き難航に対しての苛立ちだけでなく、事故が心配で早急に対応すべきだという発言も確認でき、市民に配慮して出た言動だったということも見えてきている状況ですね。

 

 

 

とはいっても、暴言は暴言であり、パワハラ的な言動であることは取り消せませんメラメラメラメラメラメラ

 

 

 

しかし、今回の全体的な市長の思いを聞いて、個人的には、「思考」と「感情」のマネジメントのトレーニングをしていれば、こうした暴言は防げたのに…と残念に感じました汗今後は、人の上に立つ人には、これまで以上に「思考」と「感情」のマネジメントがますます必要になってきますね。

 

 

実は、ハラスメント的な言動は、その人個々人が、もともと持っている「べき思考」などがもとで起こることが多いものです。

 

 

 

「べき思考」とは、その人が育って家庭環境や職場環境によって信じ込まれた強い思考(特に偏った思考)のことで、その思考は人によって異なります。

 

 

 

例えば、子供のころから親に完璧を求められたり、人に嫌われてはいけないと躾られた方は

 

 

「何事においても完璧であるべきだ」

「いつも正しくあるべきだ」

「人に好かれるべきだ」

 

 

という強い「べき思考」を持っている場合があります。また、別の例を上げますと
 


「長時間労働すべきだ」

「子育てや家庭より仕事を最優先すべきだ」
「女性は外で仕事をするのではなく家庭を守るべきだ」

 
という過去の価値観や常識による「べき思考」も該当してきます。

 

 

 

ご存じのように、現在は働き方改革や人口減少、少子高齢化などの環境の変化もあり、こうした一昔前の思考が否定され、新しい考え方、新しいやり方を求められています。

 

しかし、そう簡単に、これまで信じていた思考をバッサリと捨てることは、はっきりいって簡単ではありませんドンッドンッ

 

 

 

したがって、こうした「べき思考」を強く信じていればいるほど、自らの思考に囚われてしまい、その思考によって発生するマイナスの感情を自己コントロールができず、結果としてパワハラ的な言動をしてしまう、、、ということが起きるのです。

 

 

 

おそらく、この元明石市市長の中には、

 

 

 

「市民の安全のために最優先で考えるべきだ」

「幹部社員は難しい仕事を率先してやるべきだ」

「市役所の仕事とはこうあるべきだ」

 

 

 

という「べき思考」を強く持っていて、だからこそこの思考と感情に囚われてしまい、コントロールできず、パワハラ的な言動になってしまったのではないかと感じます。

※これはあくまで私の個人的な主観に基づいた見解です。


 

 

あと、このような話をすると、まるで「べき思考」はパワハラの原因であり、悪い思考であるという認識を持たれるかもしれませんが、決して「べき思考」自体が悪いわけではありません!!

 

 

 

実際に過去においては「べき思考」があることで、うまくいったことも多々あったはずです。元明石市市長においても、仕事や行政、市民に対する熱い思いや「こうすべき」という思考があったからこそ、これまでうまくいったことやプラスに働いたことも多々あったことと思います。

 

 

 

だからこそ「べき思考」に本人が囚われてしまうという悪循環にも陥ってしまうのですが、決して「べき思考」を持つこと自体を嫌ったり、責めたりする必要はなく、このような思考を自分が持っていて、かつ、この思考に影響を受けている、影響を受けやすいということを自覚しつつ、共存していくことが必要なのですメラメラメラメラメラメラ

  

自分が影響を受けやすい思考を自覚できていると、カッとしてハラスメント的な言動をとってしまいそうになったときに、自覚して反応しないようにコントロールすることが、少しずつ可能になります(^_^)


 
また、あわせて「べき思考」と連動して湧き上がってくる「感情」も、自己観察してコントロールするスキルの習得も必要です。




 実は、ハラスメント的な言葉を言ってしまう場合は、感情的に反応して自分で言動を選択できていないときが多いものです。特にパワハラは「かっ」として感情的になって発した言葉が多く、アンガーマネジメントなども現在広がってきていますが、「怒り」だけに限らず、自己の感情を自己観察するスキルを身につけることが大事です。

 

 
ハラスメントの防止に取り組むことは、職場のコミュニケーションの活性化はもちろんのこと、自分の価値観を知り、また、あわせて他人の価値観を知り受け止めるという、まさに多様性を受け入れるということにもつながります晴れ晴れ晴れ


 

自分の影響を受けている思考を知る、ということは、自分の内面と向き合い、自分の感情コントロールというところにもつながりますので、単なるハラスメント防止というよりは、自己統制力を身につけるトレーニングといってもよいのかもしれません。

 


弊社のハラスメント防止プログラムでは、「べき思考」などに影響された自分が陥りがちな思考パターンを知り、「べき思考」の影響を受ける前に、自分で気持ちや思考をリセットし、自分で言動を選択できるようになること、そして相手を尊重しながら自分の要求を率直に伝えるアサーティブコミュニケーションを身につける 【労務】と【コミュニケーション】 の両面から取り組む弊社オリジナルのプログラムとなっております。

 

 

 

 

最近では、ハラスメント研修だけにとどまらずに、管理職の方向けに、自己の思考と感情のマネジメントを行いパワハラ的な言動を予防することを目的とした個別のサポート(1to1コーチング)をお願いしたい、というご相談も増えてきております虹

 

 

 

今一歩踏み込んだハラスメント対策、そして管理職のマネジメント力の強化をお考えの方は、ぜひ弊社のハラスメント防止プログラムをご検討ください(^ー^)!!!!

 

 

 

 

>>>>>ハラスメント防止プログラムはこちらからご確認ください。

 

 

 

 

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