月仙 絵と書の世界 連載紹介 その28 最終回 | 私たちの50年!!

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1962年5月にサントス港に着いたあるぜんちな丸第12次航の同船者仲間681人の移住先国への定着の過程を書き残すのが目的です。

月仙 絵と書の世界 連載紹介 その28 最終回

 

作品展  サンパウロ州議会美術ホールにて一か月間、月仙作品展が続けられた。(2012年8月)  サンパウロ州文化財保護研究所より 「月仙作品集」が出版され、記念にサイン会も会場で行われた。  州議会ホールの会場は沢山の訪問客で、「京都の古都」の絵は州議会に寄贈された。

 

サンパウロ州会計監査院ホールにて月仙作品展開催(2013年10月)

開催前の会計監査院(CRC)ホールの会場風景 

美術の町エンブ―市は、毎年市立美術館で日系コロニア美術展を2週間にわたり開催。月仙は、毎年招待されて、長い間出品をつづけている。(写真2013年6月の展示会)

 

文化協会で毎年開催する書道展での書の開設風景。

ブラジル茨城県人会の活動、特に文化活動の歴史は日系コロニアは勿論、ブラジル社会でも広く知られている。2011年の会創立50周年記念式典には、茨城県副知事、日本国総領事、日経団体代表などの列席の会場で、ブラジル連邦政府より感謝状が贈られた。

 

あとがき  今から5年前の2014年に、脊髄損傷で全身麻痺となり、絶望感を味わいました。幸いに手術によって、曲がりなりにも種々の活動ができるようになり、昨年(2018年)春には訪日して、故郷の皆様と再会も果たしました。

そして、人生最後の事業として一年がかりで取り組んだ作品集も、一応完成に漕ぎ着ける事ができました。多忙な文化活動の中での仕事で、決して満足できる作品集になったとは思っていませんが、それでも私の人生に関わりを持ち、共に生きて下さった皆様に感謝を込めてお届け出来る事を、「自分の人生は幸せだ」と心から感謝しています。又この作品集をお届けする事のできない、私の人生に大きな影響を与えてくださった今は亡き先輩の方々のご冥福を、これからの余生を通じて朝夕祈り続けて参る積りです。

この本のブラジル語訳は、伊東智恵女子にお願いし、彼女は健康上問題をかかえて決して丈夫ではなかったが、無理を承知で快諾し難解な書道文化と取り組んでくれました。お陰でこの本を、皆様にお届けできることを報告いたします。なお、この作品集の制作では、レダ女史はじめグラフィカパウロスの皆様に大変なご尽力を賜り心から感謝申し上げます。

 「かあちゃんよ!。。。とおちゃんよ!。。。この世に生を、ありがとう」 

         2019年7月20日  小林 月仙 (操) 84歳誕生日