先日、大人の塗り絵コンテスト展覧会(東京会場)へ行ってきました!

昨年はBunkamura(渋谷)で行われましたが、改修工事の為、今年は大手町の読売新聞本社ビルで行われました。

各塗り絵本毎に分かれており、同じ本の塗り絵はまとまって展示されます。

またグループでの参加も各グループ毎に展示されるのでわかり易いです。


私の作品は『海のファンタジー編』と言う、玉神輝美さんの塗り絵です。

上段列の真ん中に配置されており、とても目立った所でした。有難う御座います!


こうしてみると、我ながら良く塗れているなぁと思います。自画自賛(笑)

まあ、光の差し方がちょっとわざとらしいかな?

本当は練り消しでボカし気味に消したかったのですが、かなり塗り込んでしまったので、殆ど消せなくて、プラスチック消しゴムで強引に消した感じになってしまいました。そこがちょっと反省点。

因みにその他の方も綺麗に塗っており、皆さん割と原画に忠実に塗っておりました。素晴らしいです!


他の作品も一通りみましたが、やはり塗る技術は皆さんレベルが高いなぁと思いました。

私の知り合いが2人程入選しておりますが、そちらも手堅く塗ってあって、その上個性も出していて、なかなか素敵に仕上がっていました。


この塗り絵コンテスト、お手本通りだけではなく、オリジナリティを出してアレンジを加えた方が入賞率が高い話は何度かしてきました。

そうやって、自分なりのアレンジを加える事で、ただの塗り絵が一歩抜きん出る作品となり、より塗り絵を楽しんでいる感じに取られるようです。

まあ、風景画などは、ほぼ隙間は無いですが、植物や動物の塗り絵などは背景もなく、ただモチーフだけが真ん中にあるので、若干もの寂しい感じがしないでもないです。

隙間に何かを加えるぐらいですと、アレンジを効かせてて良いかなぁとは思いますが、

本来そこにあるべきモチーフの線画を潰してまで他の絵を差し込むのはどうか?とは思います。

そうなると塗り絵って何?塗り絵をやる意味は?と思ってしまいます。

大体そこまで自力で描けるなら、オリジナルで色鉛筆画を描けば良いじゃない?塗り絵でやる必要ある?と甚だ疑問です。

確かに「ここにこれを加えたら(これに変化したら)面白そう!」と言うアイデアが浮かぶ事も、それを描けてしまう事も素晴らしいのだけれども、

じゃあ何故塗り絵?しかもわざわざ河出書房の塗り絵本を指定され、かつその本に付いている紙で提出しなければならない。と言う決まりがありながら、それをやる意味は??と私は思います。


ただ、塗りの技術だけで競うにも限界があるとは思うので、そう言う傾向も致し方ないとは思いますが、

お手本に忠実に一生懸命描いている人だっているんだから、何でもかんでも奇抜なアレンジ作品が入賞するって言うのは如何なものかな。とは思います。

そう言う批判もあるのか、今年はお手本通りに塗った作品が多く選出されているようです。(常連さん談)

私もアレンジを全否定するつもりは無いので、そうやって公平にバランスを取って、どちらの塗り絵民も楽しめるコンテストになっていってくれたら幸いです。