原田シンジさんの『幸せ・色えんぴつレシピ』より、【チューリップ】を描きました!
先ずイエローオーカーで下書きをします。
そして花の部分にマゼンタで陰影をつけておきます。
原田さんは絵によって、イエローオーカーかクールグレーで下書きをします。
これは『驚嘆のリアル色鉛筆』でも同じ事をしていましたが、
意外にこの方法をやっている人は少ないですね。
鉛筆の場合、粉が色鉛筆と混ざると汚くなるので、色鉛筆で下書きをした方が綺麗になるそうです。
アーテレーズなどの消せる色鉛筆なので良いですが、原田さんはホルベインでやってしまうので、修正は厳しい。
まあ、今回は全てトレースなので、ミスは少ないので良いですが、普段なら怖くて出来ません。(笑)
次にカーマインでメインの色を作り、茎と葉っぱはフォレストグリーンを塗ります。
花びらにスカーレット(オレンジに近い赤)、茎にホリーグリーンを塗ります。
ハイライト周りを白でぼやかして、茎と葉っぱはアップルグリーン(黄緑)を塗ったら完成です!
いつも描く絵とはテイストが違うのですが、これはこれでイラストみたいで可愛いですね。
このテキスト、全てが以下の4つの工程で描けるようになっております。
1、下描き、下塗り。(陰影)
2、濃い色で陰影をつける。
3、メインの色を塗る。
4、明るい色を塗る。(艶出し)
1はグリザイユ技法みたいな感じで、最初に陰影をある程度決めておく感じですね。
2で、その上に更に陰影を強調します。
3ではもう陰影は出来ているので、そのまま塗るだけ。
4は最後に薄い色を強く塗り込む事によって、紙目を無くし、艶を出します。
初心者にとっては、工程がハッキリしているので、その順番通りにやれば綺麗に仕上がるし、
色の指定は全てあるので、取り掛かりやすいと思います。
原田さんの絵の描き方も、基本はこんな感じでやっているようです。
にしても、ホルベイン、やっぱり使いずらい。(笑)
どうしてもベタっとなってしまい、細かい陰影が出せない。
何度か描く内にコントロール出来るようになると良いのですが…