7月の歌舞伎座



昼の部は
團十郎の1人13役

夜の部は
幸四郎の1人3役

どちらを観ようか悩みに悩み
義経千本桜の方が
太閤記より好きなので
昼の部を観劇



発端の3役早変わりが終わると

成田屋の裃で

口上よろしく登場人物相関図で

解説する團十郎


芝居に戻り

渡海屋〜大物浦と進み

大好きな碇知盛⚓️


海へ身を投じた後

弁慶となり知盛の死を傷み

再び知盛となって

星々の輝くなか天に昇っていく

(宙乗り一回目)



この最後の支度のためか

暗転の幕外に

入水した局達(?)が灯を持って登場


幕にも電飾いっぱい


長い柄に球状の灯を持った黒子も

一階通路を埋め尽くし

“人魂いっぱい⁈”

そしてこの時間が長い魂


凝視凝視凝視


小金吾討死、鮨屋、川連法眼館と

千本桜のクライマックス


だが


なんだかバタつくし

小金吾や維盛がナヨナヨで

源九郎狐はあざと過ぎ


最も残念だったのは

鮨屋の山場

父:弥左衛門が

素行の悪い息子:権太を斬りつけ


虫の息で忠義の真相を語る権太を

女房や娘と

涙ながらに絶命を見届ける

切ないシーンが大幅カットガーン


なんだかなぁ〜


昔から

スーパー歌舞伎とか

早変わりとか

好きではなかったけど…


心情をじっくり味わいながらも

歌舞伎らしい

華やかな様式美も楽しめる演目が

好みだと再確認


筋書より


良かったのは

團十郎の

いがみの権太と

渡海屋銀平/知盛と忠信


ワルと重厚な役はいいなと思う


そして

芝のぶ丈と右團次丈


上手い人が出ると

舞台が締まって気持ちいい


にっこりにっこりにっこり



さて

この日の装いは


絽ベージュピンクの付下げに

絽白地に波の袋帯



帯周りは

水色と白地に多色暈しの帯揚げ

水色に白紫銀のアクセントの帯締め




気温35℃では

何を着ても暑いが…


気温のためか

熱演の團十郎のためか

歌舞伎座館内は

目一杯冷房が効いていて

洋装のご高齢の方々は

真底寒そう


でもそれは

和装組の私達には

大変心地良い環境でした


にっこりにっこりにっこり