2020月1日13日(月・祝)、小田原市で出版絵本学講座を開催します。
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絵本には多くの「シリーズもの」があります。
この「シリーズもの」という言葉の意味は広いので、ここでは書誌データでいうところの叢書や巻次ではなく、
- 同一著者、同一設定、同一キャラクターで描かれる3巻以上の作品
と、ひとまず定義しておきます。
※定義して思いましたが、絵本にはSF小説における『ローダン・シリーズ』みたいな「複数著者が同一シリーズをつくるケース」ってあるのかなあ?挿絵画家が変わるケースはあるけれど…。
で、この「シリーズもの」って、眺めていていろいろと思うところがあります。
長く続くとこういう風になりがちだなあ、とか、このルールからは外れないんだ、とか、全巻中でこれだけが異色だな、とか。
そしてそれはおおむね3つの傾向にまとめることができるように思います。
今回はこの「シリーズものの傾向」と昔話絵本の傑作『だいくとおにろく』(松居直/赤羽末吉/1962年/福音館書店)の解題をお話しします。
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イベント名:一冊を深く。驚きから広がる景色が見える 出版絵本学講座#小田原
日時:2020年1月13日(月・祝) 15:30〜17:30
場所:おだわら市民交流センター UMECO 会議室4(小田原駅から徒歩5分程度)
内容:PowerPointとプロジェクターを使ったプレゼン形式の絵本評論です。今回は「出版業界における絵本の現状」、『だいくとおにろく』、「シリーズものの3つの傾向」についてお話しします。
参加費:4,000円
問合せ・予約先:ご参加フォームへご入力ください。
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ブログでは書けない突っ込んだ内容がメインで、毎回、ご参加された方々から「作品の見方や絵本の捉え方が変わりました」というお声をいただきます。
お近くの方も遠方の方も、お時間ある方もない方も、ぜひご参加ください。
※当日は飲み会、もとい、懇親会もございます。ご希望の方はご参加ください!
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20200114記
おかげさまで大盛況でした。
ありがとうございました。
かなり詰め込んだ内容でしたのにみなさんの集中力がすごかったです。
シリーズものとキャラクターものについて某絵本をベースにマインドマップを使って解説しました。
ぜひまたどこかで今回の解題をお話ししたいです。
よろしくどうぞお願い申し上げます。