気が短くて、あわてんぼで、しかも相手に考えることを促すから、交渉ごとが苦手だ。
しかしそんな僕でも、タイミングさえ合えば、話がまとまる。タイミングだけで生きてきたような気さえする。
今日はいい交渉が出来た。未来の成果に期待した交渉。春にはもってこいの仕事だ。
僕の親方がいつも言っていた。「おまえら一人ひとりが協力すれば、でかい仕事も平気でやれるぜ?」
でもそううまくいかないと思っていた。みんな一匹狼でまとまりに欠けるし、そもそもでかい仕事なんて舞い込んでこない。人と技術をつなぎ止めるシステムに不安を感じていた。
それが今回の仕事を通じて、うまくいくシステムが見えてきた。わりと簡単なことだった。みんな対等になればいい、それだけのことだった。具体的にはまだ言えないけど。実現してないからね!
若い奴、植木屋やんなよ!