ちょっと前、10年後になくなる仕事、というのが話題になった。

 

便乗して、植木屋もそのひとつだという人もいるらしい。冗談じゃねえと思っている。AIに仕事を奪われた人がなだれ込み、仕事の奪い合いになるというのは分かるけど。

 

コンピューターって基本が間違いなくバカだし、剪定ロボットを開発するコストが収益に見合うかは甚だ疑問だ。世間様、AIに期待しすぎだなと思う。うちよりITに特化した植木屋がいるなら連れて来いってんだ。

 

ところで、この業界も人手不足ではあるけど、先に言ったとおり、いずれ供給が需要を上回るだろう。その時に自分を助けるのは技術だよと職人には言っている。ただ植木を刈るだけなら誰でも出来る。近年では施主さんが素人とプロの仕事の違いを見分けられないのは大きな問題だ。しかし、素人の刈込みとプロの刈込みは明らかに違う。僕たちに出来るのは、例え気付かれなくても、そこを推敲することだけだ。その積み重ねが自分を助けると信じている。

 

若い奴、植木屋やんなよ!