受験生がグッスリ眠れる親の対策 | 受験専門の心療内科 東大赤門 吉田たかよし

受験生がグッスリ眠れる親の対策

 

 

 

受験の心療内科

 

 

受験生がグッスリ眠れる親の対策「後頸部温罨法(おんあんぽう)」とは?

 

 

 

 

今日のテーマは、受験生がグッスリ眠れるようになるために親が行うべき対策についてです。

 

脳と心に受験ストレスが蓄積し、なかなか眠れないといった睡眠に関する悩みを抱えた受験生は、ちょうど今くらいの時期から増加し始めます。

さらに受験のプレッシャーは、これから徐々に高まり、それにともなって、受験生はドンドン眠れなくなる症状が悪化する傾向があります。

そして、それがピークに達するのが、入試の前の夜なのです。

 

 

必要な休息時間がしっかりと取れていない状態で入試を受けると、集中力が低下し、思考力も悪化して問題が解けなくなるほか、体調を崩して受験ができなくなる可能性もあります。

それで入試に失敗してしまう受験生が、毎年、後を絶ちません。

受験生の睡眠の問題は、悪化する前に今の段階から治しておく必要があるわけです。

 


大人なら睡眠薬や睡眠導入剤を服用するという選択肢もあります。

しかし、こうした薬は脳の海馬の機能を低下させるため、記憶力が悪くなるという、受験生には致命的な副作用があります。

 

そこで、受験生の親御様におすすめしたいのが「後頸部温罨法」という安眠対策です。

とっても難しい漢字が含まれていますが、「こうけいぶ・おんあんぽう」と読みます。

 

 

「後頸部温罨法(hot compress on the back of the neck)」は、もともと中国の伝統医学に由来する、独特なリラクゼーション法です。

「なんだ!伝統医学なのか・・・」とがっかりした方もいるかもしれませんが、ちょっと待ってください。

現代医学で再検証された結果、睡眠の導入効果や、眠りを深くする効果がデータとして実証されていて、これが研究論文として発表されています。

 

 

やり方は、いたって簡単です。

蒸しタオルなどで、首の後ろの部分(後頸部)を暖めるのです。

よく、美容室で髪を洗った後に美容師さんがやってくれますが、これと同じ要領です。

 

ただし、温度やタイミングがとっても大事です。

受験生の不眠は入試に対する精神的ストレスと勉強による脳の疲労によって、夜遅い時間帯になっても交感神経の暴走が治まらないことにあります。

「後頸部温罨法」はそれを緩和することで、安眠効果をもたらします。

ですから、温める温度とタイミングを間違えると効果が出ないこともわかっています。

 

 

「後頸部温罨法」の具体的な方法や、最適な温度や時間などは、クリニックのホームページの記事で詳しく紹介しています。
また、後頸部温罨法だけでなく、他の睡眠改善策についての最新の医学研究を応用した方法も紹介しています。

以下のリンクから是非ご覧ください。。
 

 

詳しい解説を読む

⇒ 本郷赤門前クリニック ホームページ

 

 
 
 
 

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