秋に勉強の意欲が消える脳の性質 | 吉田たかよしブログ「受験勉強の脳医学!」
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秋に勉強の意欲が消える脳の性質

 

秋になると、勉強の意欲が生み出されにくくなるという、危険な症状が多くの受験生の脳で生じていることがわかってきました。

 

この現象を知っておかないと、今は大丈夫でも、これから秋が深まると、プチッと音がするようにヤル気の糸が切れ、勉強ができなくなる危険性があります。

 

ぜひ、今日の記事もお読みください。

 

 

多くの受験生が、入試が近づく秋になれば、さらに受験勉強のギアを上げて、成績をもう1段上げよう・・・と思っていたはずです。


でも、いざ秋が深まると、気が焦るばかりで、いざ机に向かうとル気がわかない・・・。

 

中には、勉強の意欲が脳内から消滅したかのように、壊滅的に勉強時間が減ってしまうことさえあります。

 

そのような症状を放置していたら確実に入試に落ちてしまうため、最新の脳医学によって脳の働きを改善したいと、私のクリニックを受診されるケースも増えています。

 

 

受験勉強のヤル気が出なくなった場合、脳の働きについて様々な検査を行いますが、特に今年、増加しているのが、脳内のドーパミン神経が機能低下をもたらし、ドーパミンの分泌が低下している場合です。

 

 

ドーパミンは快感物質と呼ばれ、脳に快感を与えるため、受験にはあまり関係がないと思っている人が多いようですが、脳科学的にはまったく間違いです。

 

脳の側坐核という部分が意欲を生み出す上でとても重要な働きをしているのですが、ドーパミンが欠乏すると、この部分の機能が低下してしまいます。

 

その結果、受験勉強に対しても、ヤル気がわかないなってしまうのです。

 

 

特に現在の受験生は、去年からコロナ感染の対策で家庭にいる時間が長くなっており、ドーパミン神経が刺激を受けにくい状態のまま、入試の直前期を迎えようとしているのです。

 

これはとっても危険!

 

 

さらに注意していただきたいのが、ゲームがこれに追い打ちをかけて、脳機能に障害をあたえてしまうことです。

 

勉強はできないが、ゲームはできるという方は、さらに危険です。

 

ゲームは、楽をしてドーパミンが出るように設計されているので、脳は、すごく快適です。

 

それに慣れてしまうと、勉強中には、ドーパミンがよりいっそう不足してしまい、ヤル気が湧いてこなくなるのです。

 

 

特に応用問題や長文の読解問題を解こうとしたきに、とりわけヤル気が出なくなる場合が多いのが特徴です。

 

なぜかというの、脳の中で多段階の情報処理を根気強く行わないと正解までたどり着けないため、求められるドーパミンの量がより高いハードルになるためです。

 

私のクリニックで検査をすると、本人が気が付かないだけで、ゲームによる脳障害といえるレベルまで、勉強に意欲が出なくなっているケースも、この時期にはよくあることです。

 

 

脳がこうした状態に順応してしまうと、ヤル気の低下が脳内で固定化されてしまいます。

 

心当たりのある方は、一刻も早く、改善が必要です。

 

 

ドパミンが出やすい正常な脳を取り戻し、側坐核の適切な機能で勉強のヤル気が自然に湧き上がるようにする最新治療については、こちらの解説をお読みください。

 

 

 



 このページの要点は? 

 

 ✓  受験ストレスが脳の機能に障害を与えるため、ヤル気の低下を生み出します!

 

 ✓  勉強のヤル気は、脳の「側坐核(Nucleus accumbens)」という部分が中心になって生み出されます!

 

 ✓  ストレスは、脳の「背外側前頭前野(DLPFC)」の機能を低下させることで、ヤル気の喪失を生じさせます!

 

 ✓  「背外側前頭前野」への磁気刺激によって、勉強に対するヤル気の急激な回復を図ります!

 


 ポイント! 


受験勉強などのヤル気は、脳の奥深い部分にある「側坐核(Nucleus accumbens)」と呼ばれる部分が中心になって生み出される仕組みになっています。

このため、「側坐核(Nucleus accumbens)」は意欲の中枢と呼ばれることもあります。

 

試験で良い点数を取ると、ますますヤル気が出てきますね。

そんな経験が、どなたもあると思います。

良いことがあると、A10神経が快感ホルモンと呼ばれるドーパミンを分泌するため、気持ちよくなるわけです。

 

同時に、A10神経は「側坐核」にもドーパミンを分泌して、活動を活発にしてくれます。

ヤル気がさらに高まるのは、こうして起こる脳の生理的な現象なのです。

 

 

東京大学本郷キャンパス赤門正面 本郷赤門前クリニック

 

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