海馬の作用で記憶できる勉強場所 | 吉田たかよしブログ「受験勉強の脳医学!」

海馬の作用で記憶できる勉強場所

 

 

 

今日は、脳の海馬という部分の性質を応用して、記憶力を簡単にアップさせられる・・・という方法をご紹介します。

それは、初めての場所に行くと、脳は、一時的に興奮状態になり、記憶力が高まる性質を持っているということです。

これは、受験勉強にも使えます!



あなたは、小学校の修学旅行で、どこに行きましたか?

覚えてる?


私は、伊勢。

京都の公立小学校は、だいたい伊勢でした。

ちなみに、伊勢の小学校は、修学旅行に京都に来ていたようです。


で、大事なのは、その時の記憶。

私は、赤福餅をノドに詰まらせたことや、夜中に枕投げをして先生に怒られたことをはっきり覚えています。

あなたも、修学旅行のことは、覚えているんじゃないですか?



まあ、楽しかったということもあるのですが、初めての場所に行き、脳の海馬が興奮しやすくなっていた効果もあるはずです。



海馬には、場所ニューロンという神経細胞があり、常に、自分の位置を認識しています。

そして、新たな場所にいると認識すると、脳を興奮状態に起きます。

新たな場所は、危険かもしれないし、食料が取れる素晴らしい場所かもしれないからです。



多くの受験生は、いつも同じ場所で勉強することになっているでしょう。

これが、脳をマンネリ化させ、海馬を休止させてしまう。



だから、いろいろ工夫して、新たな勉強場所を見つけてほしいのです。

普段は勉強しない居間のテーブル、家の玄関、トイレの中・・・。

意外なところほど、効果は大です。

 

意外だな・・・と思っただけで、脳の扁桃体が刺激を受け、隣の海馬を刺激してくれるので、二重に記憶力がアップするわけです。

見つけてみては、どうでしょう!

 

 

 

ただし、新鮮な場所で勉強しても記憶に残らないという人は、受験ストレスで海馬の機能が低下している可能性が極めて高いです。

 

脳医学では、「受験ストレス性記憶障害(Stress-induced Memory Impairment)」という仰々しい名前ですが、特殊なものではなく、軽い症状の人まで含めれば、受験生の半分くらいは、ここに入ります。

 

こちらについては、対策も含めて、以下の解説記事を読んでください!

 

 

 

 

 



 

 

 このページの要点は? 

 

 ✓  勉強しても記憶に残らない、暗記しても数日で忘れてしまうという方は、「受験ストレス性記憶障害」の危険性があります。

 

 ✓  「ストレス性記憶障害(Stress-induced Memory Impairment)」とは、脳内の海馬や前頭前野が精神的なストレスにで障害を受け、記憶力が著しく低下する症状を指します。

 

 ✓  受験勉強のストレスでコルチゾールというストレスホルモンが増加し、海馬の神経細胞にダメージを与えるため、記憶を作り出す「記銘(Memorization)」ができなくなってしまいます。

 

 ✓  精神的なストレスが高まると前頭前野の機能が抑制され、記憶を思い出す想起(Retrieval)ができなくなってしまいます。

 

 ✓  受験ストレス性記憶障害は、入試が近づくとストレスが増すため症状が悪化し、入試の当日に症状が極大化します。

 

 ✓  最新の治療方法により、受験ストレス性記憶障害から回復し、志望校に合格される方が多数でています。

 

  

東京大学本郷キャンパス赤門正面

本郷赤門前クリニック


 
 

頑張って勉強しているのに、ちっとも記憶に残らない・・・。

 

せっかく暗記しても、数日でほとんど忘れてしまう・・・。

 

昨日、何を勉強したのかも思い出せないこともある・・・。

 

もし、このような症状が起きていたら、あなたの脳は、「受験ストレス性記憶障害」に陥っている危険性があります。

 

 

「ストレス性記憶障害(Stress-induced Memory Impairment)」とは、脳内で記憶を作り出している海馬や、思い出すために重要な前頭前野などが、精神的なストレスによって障害を受け、記憶力が著しく低下する症状を指します。

 

特に受験勉強によるストレスは、ストレスホルモンのコルチゾールなどが増加しやすく、こうした症状を引き起こしやすい特徴を持っているのです。

 

このために生じるのが「受験ストレス性記憶障害」です。

 

 

 

東京大学本郷キャンパス赤門正面

本郷赤門前クリニック



 

受験ストレス性記憶障害は、入試の合否に極めて深刻な悪影響をもたらします。

 

記憶力が障害を受けると成績が低下するのは当然ですが、問題はこれだけにとどまりません。

 

 

放置しておくと、ワーキングメモリー(Working memory)など、脳の他の高度な機能にも波及することが多いのです。

 

また、やがてメンタル面も蝕まれ、勉強のヤル気の低下や、不安感、イライラなどに苦しめられることになります。

 

 

さらに、「受験うつ」の早期の段階、もしくはその予備群となっている場合も多く、この場合は、直ちに対処しないと、何年も浪人を繰り返すことになってしまいます。